だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

FMで「東村山音頭」を聴くとは・・・

2020年03月31日 | 日記
昨日(3/30)のこと

母上の誕生日でした。
人工呼吸器をつけて5年目ですが、病室で「お誕生日おめでとう」とお祝いしてきました。
今年は「コロナウイル」対策で面会できないので、ブログに母上に関わることを書くつもりでした。
そうすることで少しでも母を身近に感じたかったのです。
しかし、「志村けんさんの訃報」にワタクシメもかなりショックを受け、ただただパソコンの前にいました。

Radikoで東京FMを聴いていたら、ドリフターズの曲が流れて来て、笑ってしまいました。

ワタクシメも一緒に「ひがし むらやーまー」と歌い、
「いっちょめ いっちょめ(一丁目 一丁目)」と笑っていると、悲しみが深く深くなり、「コロナウイル」の恐ろしさを痛感しました。

志村けんさんのファンというわけではありませんが、
「ちょこちょこ登場するヘンなオジサン」と思っていた人はたくさんいるでしょう。
昨日はずっと「いっちょめ いっちょめ」と歌っていた人がいるかもしれません。

「志村けんさん@感染者はお骨にするまで家に戻れない(親近者も亡骸に会うことも叶わない)」と聞き、胸がしめつけられました。


現在「エンターテインメント」の世界で活躍している人たちが「ドリフターズ」や「志村けん」に影響され、
リスペクトしていることを語るのを聞いていましたが、こんな形ではなく、心から笑って彼の功績をたたえたかったと思います。

ご冥福をお祈りいたします。



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「コロナ」な春

2020年03月28日 | 日記
🌸 せっかく桜が咲いたのに 🌸


今年は暖冬だから母上も少し病院の外に出られるといいなーと・・・思ったりもしたのですが、
とんでもない❣
ずっと面会謝絶です😢

例年なら「桜まつり」でにぎわう遊歩道も、人気が少なくさみしいです⤵

半年位前から楽しみにしていた「The Yellow Monkey」のドームコンサートも延期になりました。
五輪・パラリンピック同様、延期のリスクはあるにせよ、中止にならなくてよかったです(*^^*)




断捨離づかれかも(笑)


ココの更新は止まっていましたが、ワタクシメは一応達者で「普通の生活」をしてはいます。
でもイベント事は大小関係なくすべてキャンセル。
暇なので「母屋のリフォーム」に向けての断捨離にいそしんで、それはそれで成果は出ていますが、
「お出掛け」がないと、暮らしにメリハリがなくて、気だるいです。

しかーし!
当年88才になるオヤジ様が、ものすごく頑張っていて、重たーい家具を運んだりしているので、ワタクシメも気合入れなきゃ👊

ワタクシメの気合は「断捨離」の後「リフォーム」の前に、オヤジ様が寝込むかもしれないので(;^_^A
その時に備えての「気合」でもあります。
なんたって数年掛かりの断捨離にゴールが見えて来たのですから、「ここが踏ん張りどころだぁ」と気合の日々。
お手伝いの方共々、今のところ倒れる人はいませんが・・・ワタクシメ的には「コロナ」か「岡田家の断捨離」かってほど、手ごわい現状にあります _(_^_)_

「人類全体 入院」 大友良英 /東京新聞 3/22

いろいろな立場の人が「コロナ騒動」について論じていますが、音楽家の大友良英さんのコラムが心ひいたので、一部を抜粋してご紹介します。

ーーーーーーーーー
例えば、これが一個人の重病であれば、仕事を中断し入院なりして、治療するのを待って社会復帰する道を選ぶだろう。
そうすることで人生を見つめ直したり、これまでと違う考えて方で社会復帰したりと、その前より充実した人生を送ることだってあり得ると思う。
もしかしたら、今は人類全体が、これまでの営みを中断して入院するときなのかもしれない。
一度立ち止まって、今までの文明なり社会のあり方なりを考えなさいということじゃないだろうか。
この危機を乗り切った後に、その前よりもましな社会が生まれるために入院する覚悟をしろと。・・・
----------

ここで我が家の断捨離&リフォームを引き合いに出すのは不謹慎かもしれませんが、
古い家で置き場があるから何十年もしまい込んでいた「不用品」が山ほどありました。
母上の病気は想定外ですが、母上が元気であっても、古い家の古い物は捨てられなかった気がします。
リフォームするためには(新しく生まれ変わるためには)、「思い切った決断」が必要で、みんなの知恵や力を貸してもらうことで、
成し遂げられると思います。

「コロナウイル」が全世界に広がったことで、人類が一つになり、平和に向かって歩き出してほしいです。
しばらくは不安な状態が続くでしょうが、社会が今までとは違う価値観で動き出すよう望みます。


 ↓ 写真は、ご近所に咲いていたお花。
きれいなので、カシャッと拝借 📱
人類は右往左往している昨今。
淡々とした自然の営みに習うことがたくさんあると感じました。






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イチオシ課題図書「ささめやゆき✖村上しいこ」

2020年03月07日 | 日記
「愛猫家・ささめやゆき」の第2弾

前回ご紹介した「ねこのチャッピー」を読んだ後で、ささめや先生から新刊をご恵贈いただきました。
こちらもペットロスを取り上げていますが、「児童書の大道」を感じるので、「ねこのチャッピー」と読み比べをオススメします。

文章は幼年ものからYAまで、幅広く描かれている村上しいこさん。

【内容紹介】  童心社ホームページより

「ねこなんて いなきゃよかった」 村上しいこ・作/ささめやゆき・絵/童心社刊
家にかえっても、ねこのももちゃんはでてこない。死んでしまったのだ。
みんなが暗い顔をしていたら、「さあみんな、なきましょ」と母さんがいった……
大切な存在の死を悼み、きちんと受け止める大切さを描く絵本。


ーー以前ココに、
・・・老犬になると世話はつらいし、見送るのは悲しいけれど、それもフルコース付き合って、「きずな」を体感でき、一緒に過ごした時間が「宝物」になるのではないでしょうか。
「飼っている間」は本当に本当に楽しいです。ケンカできる・・・まさに相棒⤴⤴⤴
それとワンセットでやって来る、悲しみや苦しみを共有できた時(見送った時)、心から「ありがとう」と感謝でき、感謝したことが「幸せ」につながったと、ワタクシメは感じています・・・
と書きましたので、「ねこなんていなきゃよかった」に大変共感できました。




ペットの死

「ねこのチャッピー」は大人向け絵本とご紹介しましたが、それは読後感が悲しかったからです。
ワタクシメは「悲しみ」もひっくるめて「ねこのチャッピー」が好きです。
ささめやゆき画伯の日常をのぞけて、おもしろかったです。
ただ、「子どもにはむずかしいかなー」と思いました。

「ねこなんていなきゃよかった」の方は、ペットロスを乗り越える家族の笑顔で終わっています。
どのページも絵が暖かいです。
村上さんは文章をすごくそぎ落としたと思うんですが、その部分を絵で表現されているので、伝わるモノが大きいのです!
そこが「児童書の大道」だなっと、うならされたところであります。


こんな記事をみつけました 👀

村上しいこさんのインタビューより

・・・ささめやさんも猫を飼われているので、絵は全ておまかせしようと思っていましたが、
村上さんの所の猫はどんなことをするの? どんな仕草や表情をするの? といろいろやりとりさせて頂きながら
いっぱい描いてもらって、もう、しあわせとしか言いようがないです。・・・


うん、うん、うん。
わかる、わかる・・・(#^^#)

村上さんが「ささめやさんに全ておまかせしよう」と思った気持ちもわかりますよー。
大御所に「あーだこーだ」言えませんよね(笑)
しかし一方のささめや先生のこだわりも、よくわかります。
「絵本」というのは、単に文章に絵をくっつければいいってもんじゃない、「総合芸術」ですものね。
そして、インタビュー記事を読んで、ささめや先生の包容力も感じました。
この絵本の暖かさは、「ささめやゆきのあたたかさ」でもあるのです。

たまたまですが (o|o)

「ねこのチャッピー」と「ねこなんていなきゃよかった」は、たまたま同じ頃に読みましたので、
根掘り葉掘り、レビューやインタビューを検索してみました。
まだまだ調べ足りませんが、こんなふうに読み比べたり、創り手について追跡するのも楽しいですよ (*^^)v

「コロナウイル感染予防対策」により外出ができずストレスが溜まっている方も多いことでしょう。
ワタクシメもその一人でありますが、ジタバタしても、どうにもなません。
図書館はかろうじて「予約貸し出し」はしてくれているので、テーマを決めて「読み比べ」とか、「一人の作者の作品をじっくり読む」とか・・・
読書にいそしむことにしました 📚









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イチオシ課題図書@「愛猫家@ささめやゆき」 

2020年03月04日 | クリエーター・モード
”愛猫家“にはたまらない😺  ペットロスの方にもオススメの絵本 

ワタクシメの一家は「犬派」で、ネコのことは全然わかりませんが、
ささめやゆき先生の作品に触れ、「愛猫家は飛びつくだろうなー」と思い、ご紹介します。

※ 拙作のPRでワンちゃんネタばかり続いたので、「猫派」に嫌われないためにも(笑)書きます。

まずは・・・「ねこのチャッピー/ささめやゆき・小峰書店」

ねこのチャッピー  内容(「BOOK」データベースより)

いたいほど晴れあがった空、こころさわがせる雨、しずかな雪のふる音、木々の葉におどるひかりの風、
あのころとおなじように、時間がゆきすぎる。きみと過ごした時間は、もうもどってこない。
いま、ふと思う。あの時のことを。画家の飼い猫、チャッピーと家族との日々をあたたかなまなざしで描く。

そして、他のサイトでユニークなレビューをみつけました 👀

「ささめやさんがオジサンであることをカミングアウトした作品としても印象的うんぬん」


キャハハハハー。
何を隠そうワタクシメも、ささめや先生は天然パーマのオバサンだと思い込んでいました(爆)
昨年個展にお邪魔して、実物を見て、ビックリ 😲
あまりのショックで、こともあろうにご本人に向かって「先生はー、オジサンだったんですかぁ」と言ってしまったのです💦
ささめや先生は「よく言われるんだよ」と笑い流してくださりましたが、
「失礼なこと言っちゃったなー」「不勉強だったなー」と反省したのです。
でも「ねこのチャッピー」はご自身の日常を描かれていて、「カミングアウト本」だと知って、ホッとしました (*^^*)
読者には「性別」を明かしていなかったわけですから・・・。
個展でお会いしてからはお手紙などでお付き合いが始まりましたが、
なんせ10年以上沈んでいましたワタクシメ、一生「一読者」で終わっていたかも知れません。
そしたら「ねこのチャッピー」と出会うまで、「ささめやゆきさんは、オバサン」と思い込んでいたでしょう。
だけど、作品を鑑賞する上で、作者の性別や年齢など、どうでもいいですわね(^_-)

ささめや/ゆき 
版画家・イラストレーター・絵本作家
主な作品:『ガドルフの百合』で小学館絵画賞受賞。『真幸くあらば』で講談社出版文化賞さしえ賞、
『あしたうちにねこがくるの』で日本絵本賞、『彼岸花はきつねのかんざし』で赤い鳥さし絵賞受賞 などなど


ささめや先生は独特の画風をお持ちですが、物語の世界観を大切にして絵を描き分けられています。
でも「ねこのチャッピー」はエッセイ的な絵本のせいか、心のままに描かれた感じです。
赤ちゃんネコのチャッピーから始まり、いたずら盛りの頃のてんやわんや。
お産も経験し、壮年期になり・・・避けて通れない「老いと死」。
すべてを愛おしみ、懐かしみ、
「チャッピーと家族の歴史を描き遺したい」と、ただそれだけ、やさしさだけがじんわり伝わってきます。

この作品は「大人向け絵本」だと、ワタクシメは思います。
ペットに限らず、大切な人を亡くした方や、失恋した方の「心のばんそうこう」になるのでは?
おやすみ前に読んでいただきたい一冊です 📚



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