だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

3月の想い出 ラスト 「全生園どら焼きミニminiフェスティバル」

2019年03月31日 | 日記
本日は「全生園どら焼きミニminiフェスティバル」にお邪魔してきました。

「全生園」とはハンセン病の療養所というか隔離施設だった所です。
樹木希林主演の映画で注目を集めた「あん」の舞台となりました。
「あん」というのはスゴーク平たく言うと、ハンセン病元患者がどら焼きを作る物語なのです。
それで、「あん」にちなんで「どら焼きminiフェスティバル」 (o^―^o)


ヘルパー@Zさんからの情報で、「あん」を観に連れて行ってもらい、
ちょうどZさんの担当の日に、原作者のドリアン助川さんの講演会があり、また連れて行ってもらいました。

ドリアン助川さんつながりで、お友達になったメグさんが「全生園でどら焼きボランティア・笑」活動されているというので、行こうかなーと。

 ※ メグさんがなさっているのは「どら焼き」だけのボランティアではないですよ。

3/31も偶然にもヘルパー@Zさんの担当日だったので、「これも何かの因縁だ! 行きませうか・・・」ということになりました。

ワタクシメは高校生の頃に「ハンセン病療養所」に訪問したことがあり、障害者運動の先輩にハンセン病の方もいたので、「全生園」に敷居はまったく感じていないのですが、
Zさんは「ハンセン病」に触れたのはドリアン助川さんの「あん」が初めてだったみたい。

ーーそれなら尚のこと行った方がいい。実際に見なきゃー!
  「ハンセン病療養所」はそのうちなくなるだろうし、
  電車で一本の都内とはいえ、山ン中だから行く気になった時に行くべそ p(^^)q

ワタクシメが本気で行く気になったら、
メグさんは「和服派」なので、「なおこさんもお着物で行ってビックリさせたらどうですかー(サプライズしましょうよ)」と、Zさんは自ら自分の仕事を増やす提案を。

ーーそうだー。和装で「花見」に参戦だー。カッコイイ \(^o^)/

というわけで、どら焼きを食べに(?)、お着物を着て、東京都の端っこまで遠征してきました 🚃


ちょっと寒かったけれど、うららかなお花見でした🌸


「負の遺産」と言っちゃーナンですが・・・「ハンセン病患者・家族」に対して日本国がしてきた政策は、国際的に恥ずべきことです。
その療養所に住む人は減り、現在は一般開放され、子どもたちは遊んでいるし、チャリの通り道りなっているし、花見の宴もたけなわでした。
「ここで呑気に花見していいんですか?」と言いたくなるほど・・・のどかでした。

入所者自治会長でもあり「ハンセン病の語り部」として活躍されている平沢保治んにもお会いでき、少しだけですがお話しできたのも嬉しいことでした。
  ※ 平沢さんはハンセン病にまつわる偏見、差別と闘い、回復者の人権回復のため運動を続けて来られた方です。
    海外にも視察に行かれ、経験と知識の豊富な方です。

強制不妊手術により子どもを持てなかった平沢さんですが、今日は奥様と仲睦まじくお散歩されていて、ワタクシメは涙が出そうになりました。


映画「あん」にあるような桜は見らませんでしたが、春の香りをいっぱい吸って帰って来ました。





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3月の想い出 ⑤ 「クロノス」が終了 😢

2019年03月30日 | 日記
実は実は、3月4日 朝っぱら落ち込んでいました⤵⤵⤵


ココにも何度か書いたことがありましたが、ワタクシメ、20代から「東京FM」のファンです。
諸事情で「ラジカセ」を手放した時期があったけど(古いなw)、パソコンで聴けるようになってから、復活!
朝はうだうだしているので、手元に置けるノートパソコンやおんぼろiPadを使ったこともあります。
でもワタクシメの部屋は電波が入りにくく(いつの時代だよ 📶) 枕元に置けるサイズのCDラジオを買ったのが、5年位前です。

確か「3.11」がきっかけで「クロノス」を聴き始めたと思いますが、まどろみながらラジオのスイッチを入れるのが習慣になってからは、この番組が生活の一部でした。

その「生活の一部」が・・・昨日で、終わっちゃったのです・号泣

その発表があったのが3/4の番組の冒頭で、眠気が吹っ飛び・・・その後ずーっとテンション下がりぱなし( ノД`)シクシク…
本当にほんとーに、悲しかっただよ。
まさに「悪い夢なら早く覚めてよ」ってかーんじ。
ラジオに関心のない人に「次に新しい番組が始まるでしょ」と軽く話題を流されると、腹立ったりして(苦笑)

特にラストの週はナーバスになり、寝付けなかったり、やたらと朝早くから目が覚めたりして、ヘンな気分 (*'ω'*)
「最終回」が無事に終わり、ホッとして今日は寝坊しました(関係者みたい・笑)

うつらうつら聴いている時間帯のせいか、「クロノス」が体内時計をつかさどっていたところもあったんですわー。

クロノスには「時間の神」という意味があります。
ワタクシメも「クロノス」を聴くか聴かないかで、一日のリズムが違ったのてす。
「神」とまでは言いませんけど・・・ほんとーに大切な番組でした。


『クロノス』は2008年4月1日から2019年3月29日までJFN系列で平日の早朝に放送されていた情報番組

2009年4月1日から『中西哲生のクロノス』という冠で、基本的に朝6時から8時55分まで放送。
中西さんは元Jリーガーで、スポーツジャーナリスト・・・かなwww?

2016年4月1日から2019年3月29日までの金曜日は『速水健朗のクロノス・フライデー』というタイトルで放送していました。
速水さんはライターでフリー編集者。

メインパーソナリティーの二人が「しゃべるのは素人」なのが味でした。
とはいえ、メイン中のメインの中西さんは「アナウンスの指導」も受け、すごく努力されていました。
だから10年も続いたのでしょう。

昨年まで「アシスタントの万里江ちゃん@高橋万里江アナ」のドSなツッコミが人気でしたが、メンバーチェンジがありしばらくギクシャクすることも。
それがやっと落ち着いてきた頃の「打ち切り」は残念でなりません。
「東京五輪パラ」に関しては、中西さんも速水さんも想いを巡らせていて「せめてオリパラまではスタッフも今のままでやりたかった」と語られていました。

でも「10年」はキリもいいし、4/1が月曜日で元号の変わる時だから、新番組をスタートサせるのにはナイスタイミングですかね。


悲しみを和らげてくれた2週間

「冠番組」が終わるにあたり、3月後半は「特番」組んでくれました。
今はSMSと連動しているので、テレビよりも「ラジオ&SNS」の方が臨場感があって、おもしろいです。

「公開生放送」には地方から参加するリスナーもいて、寝転がって聴いているワタクシメにも、その場の盛り上がりが伝わってきました。
また東京FMの「夜の部@スカイロケットカンパニー」に中西さんや速水さんがゲスト出演したのもユニークでした。

そういう「企画」のお陰で、
「クロノスは終わるけれども、関わった人たちの心に触れられた」 そんな印象が残りました。

中西さんは、4月から金曜日の真昼間に公開番組をやることが決まったので、観に行こうかと思います。
アシスタントの綿谷エリナさんは深夜番組。
速水さんは今のところ「ニート」のようですが、「ラジオに目覚めた」みたいな発言をしていたから、おもしろい本を書かれることでしょう 💻


「番組終了」を聴いた時は「玉音放送」にも思えたけれど(笑)、楽しかった時間を糧に、ワタクシメは生きていきます(すごーく大袈裟 ●~*)

「クロノス」の皆さん、ありがとうございました ( ◠‿◠ )










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3月の想い出 ④ 「金管バンド定期演奏会」

2019年03月29日 | 日記
聴きに行かないと損した気分(笑) (^^♪

近所の小学校の「金管バンド」が演奏する時は、できるだけ聴きに(観に)行くようにしています。

だーってwww
我が家は学校から徒歩2分圏内なので、ゴールデンウイーク明けから「ブーブー・どんどん」と始まるんですよ。
運動会が近づくにつれ、「朝練」に力が入り、寝坊していると「ブーブー・どんどん」で起こされるんです☀

我が家には小学生はいないのに・・・何が悲しくて起こされなきゃいけないの(苦笑)

だから「朝練」だけじゃなく、ちゃんとした演奏も聴いて、楽しまないとね~。

年に何度かその金管バンドの演奏を聴ける機会があるので、都合があえばお邪魔しています。

「運動会」は新入部員のデビュー公演だし、メンバーが変わったばかりで、ぎこちない感じですが、
「夏まつり」の時は開放的なムードの中、のびのびと演奏できるようになります。
そして卒業式の前に行なう「定期演奏会」は、いい意味での緊張感や、ほろりとする場面もあって、好きですよ、ワタクシメ。

子どもたちの演奏を聴く度いろいろ考えさせられるのですが、今回は「目からうろこな演奏会」でした。


「プログラム」を見て、オヨヨ(@_@)


【第一部】
千本桜         ・・・    これって演歌じゃーん。
宇宙戦艦ヤマト     ・・・    不朽の名曲だなー
炎と森のカーニバル   ・・・    セカイノオワリ
スターライトパレード  ・・・    セカイノオワリ 「セカオワ」が子どもに演奏されるようになるとはね。 
学園天国        ・・・    懐かしいね  いえーい!
小さな恋のうた     ・・・    これも「定番曲」になったんだー。

【第二部】
聖者の行進・コパカバーナ・ピースサイン・宝島・シングシングシング・インザムード
ーー「後半は昔ながらの合奏曲ね」と思いきや!

校歌
Lemon

ワタクシメ、その時、老眼鏡を持っていなかったので(笑)、付き添ってくれた人に聞きました。
「『校歌』の次に書いてあるのは『Lemon』?」
「そうですねー」
「『Lemon』って・・・米津玄師の、あのLemon?!」
「なのかしら、ねー」
「あの曲を金管バンドがやるの・・・かなー」

ワタクシメ@おばさんは「コワいもの見たさ」で校歌が終わるのを待ち、いよいよ「Lemon」だー。

いやー、ビックリしましたよ!
「米津玄師のLemon」を子どもたちが演奏するとはねー。
暗いイメージの曲なのに・・・
子どもが演奏に合わせて、楽しく手拍子しちゃったりして👏

「千本桜」も意外でしたが・・・「Lemon」かー・・・恐れ入り谷の鬼子母神 <(_ _)> 

「セカイノオワリ」が2曲(+アンコールもセカオワ)、これは校長先生が圧力かけたみたい(大笑)


アレンジャーって、すごいなー \(◎o◎)/!


「セカオワ」の曲はワタクシメも大好きですが、インディーズ時代は「世界の終わり」というグループ名で、引いちゃいました。
大ヒットした「スターライトパレード」は申し分なく明るくパワフルですが、楽曲を主に創っているFukaseは精神を病んでいた時期もあり、初期の作品にはヤミがかったモノもあります。
米津玄師も似たようなバックグラウンドがあるようです。
ハッキリ影のある作品を「合奏曲」にアレンジする人、子どもに教える人(先生)の力量に感心と敬服しました。

※「スターライトパレード」をしつこくリクエストする校長先生も可愛かったです(o^―^o)


児童文学にも通じること・・・

「金管バンドの定期演奏会」で、「原曲にひそむ『合奏曲になる要素』を引き出して創り上げていく素晴らしさ」を学びました。
それは音楽に限らず「児童文学」においても、既成概念で区分けせず、「子どもが喜ぶ要素」を見出すべきだと思います。
子どもに伝えたいことや共有したいモノがあるのなら、自分の中にあるモノを常にアレンジする姿勢が必要です。
それがせいこうすれば、子ども(受け取りて)の感性も豊かにできるはすです。きっと(^_-)
















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3月の想い出③ 映画「グリーンブック」

2019年03月27日 | 日記
話題の映画「グリーンブック」を観ました。

「アカデミー賞を取った作品は絶対に観る!」という人がいて、ときどきご相伴(笑)させていただいてます 🎥
ワタクシメが出掛けられる時間は限られているので、上映時間から選択して、今回は「グリーンブック」にしました。

『グリーンブック』は、ジャマイカ系アメリカ人の天才肌のピアニスト(黒人)と、その運転手兼ボディガードを務めたイタリア系アメリカ人(白人)が、
アメリカ最南部を回るコンサートツアーに出るという「コメディ映画」=実話。

ーー人種差別がテーマなのに・・・コメディーですか!
ーー確かに「笑えるシーン」はありましたが、「コメディー」じゃないべそ(?_?)

ワタクシメは「グリーンブック」にすごく感情移入できました。
「コメディー映画」として創った監督の意図もわかる気がします。
ワタクシメは全身マヒの障がい者なので、昔風に言う「阿呆」に見られがちです。
それは「普通校」に進学しても、文学を学び認められても、「それはそれ・これはこれ」。どんなに頑張っても「阿呆」は阿呆のままでした・涙

ーーワタクシメが「健常者」だったら、こんなことしないでしょー。
  こんな言い方しないよね・怒

散々そういう体験をしてきましたワタクシメ。
だから差別される側の黒人ピアニストの状況や気持ちが痛烈にわかるし、差別的であったボディーガードの白人が変わっていく様子に「希望」を見いだせたのだと思います。







あらすじ・・・などなど

舞台は1962年のアメリカ。
ワタクシメが生まれた頃の実話です。

ニューヨーク市のナイトクラブで用心棒をしているトニー。彼が働いているナイトクラブが改装工事のため閉鎖されてしまうところから話は始まります。
トニーが新しい仕事を探している矢先に、アメリカ中西部、ディープサウスを回る8週間のコンサートツアーの運転手を探しているアフリカ系アメリカ人のクラシック系ピアニスト、ドン・シャーリーとの面接を紹介されます。
しかしトニーは「黒人」ぎらい。
ーー黒人に雇われるなんて、冗談じゃない・・・と断わりますが、
ドンは、トニーの肉体的な強さや、物怖じしない性格を見込むじゃうし、トニーは妻子や親戚を養わなければならないので、
やむなくクリスマス・イブまでに自宅に帰る」という約束のもと、その仕事を引き受けます。
コンサートツアーに出る前にレコード会社の担当はトニーに、「アフリカ系アメリカ人の旅行者がモーテル、レストラン、給油所を見つけるためのガイドブック」をもらいます。
(黒人の生活範囲を制限しているので、「グリーンブック」に記された場所以外では締め出されるのです)

    それが「グリーンブック」

ドンは黒人゛はありますが、才能に恵まれた知識人であります。
一方トニーは白人と言うだけで品位のない男。

ーー黒人が白人の「言動を直すよう口を酸っぱくして注意する」のが「コメディー」なんですかねー?

トニーはドンの言う「洗練された行動」をとるよう求められることに不快感を覚え、「金のため」と割り切るのですが、ツアーが進んでいくにつれて、ドンの類稀なるピアノ演奏の才能に感銘を受け、リスペクトしていきます。
しかし、ステージから下りたドン@黒人に対する「差別」に動揺し、「警察さえも助けてくれない」ことへの怒りや悲しみを共有し、救ったり、かばったりし、深い絆が結ばれて行きます。

旅の間中、ドンはトニーが妻に手紙を書くのを手助けします。ここは愉快な場面。
でも、「黒人が白人よりも教養がある」ことが、コメディーなのかしら?

物語の終盤で、二人が「クリスマスイブまでに家に帰ろう」と家路を北に急ぎます。
途中で彼らは警察官に止められ、「またヨカラヌことがこるのか」と観客はハラハラしますが、警官は「タイヤがパンクしているよ」と教えてくれたのでした。

そういう対応の差で、アメリカの地域格差を表現しているのでしょう。

ーーこういう皮肉も「コメディー」の一種かもね(^_-)

その後、トニーは睡魔に襲われます。約束の「クリスマスイブ」まで「もう少し」なのにー、運転士役のトニーは疲れ果てダウン(笑)
NYに帰って来た車を運転しているのはドンでした。
ドンはトニーを自宅前でおろし「今日はもう家族のところへ帰りなさい」と。

一人ぼっちのドンは執事に迎えられます。
NYでは「執事」を雇るほど富と名声を持つ”ドン@黒人“が、アメリカ南部では「人間扱い」されないなんて・・・
ワタクシメが生まれた頃も・・・もしかしたら「今」でも・・・理解しがたいけれど、「アメリカ」は広いから・・・「実話」ですよね。。

トニー家では身内の一人が「あのに『黒ぼう』はどうだった?」とちゃかします。
黒人ぎらいだったトニーですが「その言い方(黒ぼう)はやめろ」と諭します。8週間の旅でトニーは(観客は)黒人に対する偏見は減ったのです。

クリスマスイブなので何人も来客者が。最後に、シャンパンボトルを持ったドンがやって来ます。
「ようこそ!」と喜んで抱きあうトニーとドン。
トニーはダイニングにいる親戚一同に「ドン」を紹介します。
親戚一同は一瞬固まるも・・・歓迎の意を表します。少しずつ、差別や偏見、一人一人の心のバリアがなくなっていく暖かい場面です。

ラストはドンとトニーの妻がハグします。そしてドンの耳元で「手紙を書いてくれてありがとう」とお礼を言います。
旅先から夫がくれる手紙はドンが考えてくれていたことを妻はお見通しでした。
「ばれてたか!」とドンも、観客も苦笑して、チャンチャン。

ーーこういうラストは「コメディー」だわね(*^^*)
  「オチ」がよかったぁー。


「コメディー」として描きたい!

ワタクシメが「障がい」を描く時、おもしろく書こうとしておりますが、それがどこまで伝わるか。
目指すは「ふうてんの寅さん」
「グリーンブック」を観て、違う視点の「コメディー」に挑戦したいと思いました。








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3月の想い出②  「電動鉛筆削り器」

2019年03月21日 | 日記
「入学祝い、何がいい?」

友人のムスメっ子がピカピカの一年生になるので、「お祝いは何がいい? 何がほしい?」と尋ねたら、
「鉛筆削り器」 ε≡≡ もちろん電動  今は当たり前 (o|o)

最近ワタクシメは滅多にエンピツを使わないので、「鉛筆削り器」は100均で300円位で買った(笑)簡素な物を使っていますが、
「電動鉛筆削り器」には深い深い重いがるので、その「想い出」も添えて、プレゼントしました 🎁


人生を変えた「電動鉛筆削り器」


ワタクシメが子どもの頃「電動鉛筆削り器」は大変高価なもので、どこにでも売っていなかったし、両親も特に必要とは思っていませんでしたようです。
「鉛筆は親がけずってやればいい」と、気にもかけていなかったわけです。
    
ところが、知り合いの金持ちが「入学祝い」で、電動鉛筆削り器を下さったのです。
その方が「これならなおこちゃんが自分で鉛筆を削れるでしょう」とおっしゃったそうです。

ーーこの一言がワタクシメの人生を変えた気がします。

「障がい」によりできないことがあれば、練習したり訓練したり「自助努力」で克服するといった考え方の時代に、
「道具を工夫すれば、なおこでも自立できるんだ」と両親は目から鱗が落ちたと言っていました(言葉は違うけど)

きっと、そのお金持ちは経験値も豊富で、先駆的な思考の持ち主だったのでしょう。
   
ワタクシメは電動鉛筆削り器で、割り箸をとがらせて工作に使ったり、いろいろな物を削って、「実験?」をして遊びました。

両親、特に母上は「電動鉛筆削り器」に感化され、「電動タイプライター」「電動ポット」・・・
まー「電動」ではなくても、ワタクシメが使うありとあらゆるアイテムを「なおこ仕様」にしてくれました。
それらを使って失敗することも多々あったし、うまく使えず悲しんだりもしましたが、「好奇心・探求心・自立心」は育ったと思います。


久しぶりに「電動鉛筆削り器」を購入し、その安さに驚きました (浦島タロ子ですわwww)
お金の価値は時代とともに変わりますが、体験したことはすべて財産になります。
友人のムスメっ子も新しい生活の中でたくさんの宝物を手に入れてくれることを祈っています。





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