だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

📚ようかいばあちゃんVS新宿野戦病院

2024年10月14日 | 日記
「読書 あのねのね 📚」の番外編です

このコーナーでお馴染みの”最上一平さん“の新刊紹介です。
ワタクシメは最上さんと親しいからココに載せているわけではなく、「ファン」だからご紹介しているのであります!
母上も元気な頃は、
「最上先生のご本をはいいわねー」と愛読していました。
母上はワタクシメと同世代の方(当時3-40代)は、どんなに著名でも「先生」とは呼ばないのに、最上一平さんだけは例外でした。
その横でワタクシメは「一平さんでいいんじゃない?」と言ったものです。
あれから歳月が流れ、最上一平さんは児童文学界のトップを走る、まさに「先生」です。
近年のグレードは様々ですが、どの作品もぶれのない「最上一平節」で、それが人気につながっているのだと思います。
母上には先見の明があったでしょう👀

ようかいばあちゃんと子ようかいすみれちゃん 最上一平・作 種村有希子・絵 新日本出版社



「ようかいばあちゃんシリーズ」の6 作目。
この物語はあどろおどろした妖怪が出てくるわけでもなく、ホラーやオカルトでもありません。
すみれちゃんとひいおばあちゃんとの、ゆったりとした1‐2日のドラマです。
山また山のその先に住んでいるひいおばあちゃんのこくとを、すみれちゃん「ようかいばあちゃん」と呼び、連休などあると「お泊り」に行きます。
町に住むすみれちゃんには、山での暮らしはファンタジック。
しわだらけのひいおばあちゃんが「ようかい」に感じられるのです。


「ようかいばあちゃんシリーズ」の感想や紹介は大勢の方が書いておられるので、省略します(笑)

ドラマ「新宿野戦病院」との共通点」⚔

「ようかいばあちゃん」を何冊か読んだ後で、ドラマ「新宿野戦病院」を観ました、ワタクシメ。

このドラマは脚本-宮藤官九郎@クドカン。(荒唐無稽なエンターテインメントの奇才!)
舞台は、新宿区歌舞伎町の路地にひっそりと建つ『聖まごころ病院』。
その土地柄、救急外来を訪れる患者の多くは、貧しい路上生活者や在留外国人、ホストや風俗嬢など、一般の病院と違い、その特殊な“ワケあり”背景を持った患者たちが集ってきます。
そこに、突如としてアメリカ国籍の元軍医である謎の女性が歌舞伎町に降臨します。(小池栄子)。
時代とともに大きな変貌を遂げていく歌舞伎町の中で生きる人たちは、アヤシイ小さな病院の光が、ひとつの心のよりどころとしています。
病院にいる個性豊かな医師たちはヘッポコだけど、ハートフル。
ドタバタ劇ではありますが、ヒューマニズムな面も描かれていて、ワタクシメは好きでした
🤣

このドラマに登場する魑魅魍魎的な人たちを見ていたら、
「山奥でなくても、都会にも、歌舞伎町にもw、ようかいはいるようなー」と思いました。
特に藤田弓子演じる「ボケばあさん」と、その息子である看護師・塚地武雅(心は女性・体は男性)、
この親子のエピソードは笑えて泣けました。

そして、名脇役である「藤田弓子」が「ようかいばあちゃん」に似ていて引き付けられました、ワタクシメ。

時々Eテレの子ども番組で絵本をドラマアレンジにしていますが、クドカン的な発想で「ようかいばあちゃん」をドラマ化したら、老いも若きも一緒に楽しめる作品ができるのではないでしょうかー💨

「ファンタジー」は日常生活の中にもあります。
楽しく暮らせるかどうかは、気の持ちよう💓
まったく異なる児童文学とドラマですが、両者とも「不思議と共存しよよ」と作者が笑っている感じがしました。

ワタクシメの思いつきこそ「荒唐無稽」ですかね.。o○

ギクシャクした世の中

理不尽なこともたくさんあり、悔しかったり悲しくて涙が出ることもありますよ、ワタクシメ。
そんな時は「みんな、ようかいだー」と大声を出したり、
「ようかいになってやるぞ!」と自分自身も魑魅魍魎の仲間になるのもいいかも知れません👻
もちろん、読書やドラマなどで、ほっこり秋を過ごしたいですね🍄🌾🍂




写真はネットからいただきました。

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