だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

読書 あのねのね 📚 飛行機雲へのいのり

2024年10月19日 | 日記
「小金井駅空襲から79年」を振り返る絵本

「飛行機雲へのいのり」 高橋秀雄・文 ひこさかちほ・絵
作者の高橋秀雄さんは下記の団体の共同代表をされていて、この絵本(冊子)を制作し手渡しでの無料配布もし(郵送の場合のみ送料は各自負担)、この夏は大忙しでした。
ちょっとした申し込みのミスで💦、ワタクシメはほとんどない残部の中から2冊だけいただき、どさくさ紛れ「郵送料」を払っていません😅
でも「好評につき来年もやろうかな」とつぶやかれた気がするので、第二弾への期待を込めて、ご紹介いたします。

 🔶発行者 栃木県9条連憲法9条-世界へ未来へ連絡会(9条連=憲法9条世界へ未来へ連絡会) 
  宇都宮市川向町1-48 tel 028-621-9808




栃木県にある小金井駅(旧国鉄)は、1945年7月28日。米軍の空襲にさらされました。
新潟への疎開する人を乗せた汽車が、宇都宮=駅を出て小金井駅へ入ったときです。死者31名。
しかし、この事実は軍が敷いた箝口令で 、歴史の闇にほうむられてしまいます。
空襲を体験し生き延びた人たちは、その恐怖と悲しみから逃れるために、記憶に封印したのかも知れません。
戦後数十年が経ち、ようやく人々の口を開き史実が明らかになって、平成十年秋。駅に慰霊碑が建立されました。

高橋秀雄さんはこの「空襲」の体験者に聞き取りをし、地元の当時の様子を詳しく調べ、「絵本」に仕上げたそうです。

この物語はシルバーカーを押して空を見上げているおばあさんと子どもたちとの交流から、「戦争の恐ろしさ、苦しみや悲しみ。命の重さ」へと展開します。
そして最後はみんなで飛行機雲を見上げ、希望を抱いて平和を祈る、優しい場面で終わります✈


 ↓ 写真は高橋秀雄さんのFacebookから




すてきな先輩👌

ワタクシメは高橋秀雄さんのことを「ひでじぃ様」とか「親方様」と呼んでいます。
「ひでりん」「ひでちゃん」・・・かわいい愛称をいくつもお持ちです。
実年齢は「じいさま」ではありませんが👴
周りへの思いやりや、頼りになる人柄や、お茶目なキャラから、そんなニックネームがついたのだと思います。

高橋秀雄さんは「うつのみや童話の会」の代表としても大活躍❗❗❗

ご著書に、
『地をはう風のように』(福音館書店)で第58回青少年読書感想文全国コンクール課題図書、
『やぶ坂に吹く風』(小峰書店)で第49回日本児童文学者協会賞受賞
『さんぼんぼうってなんだろな 』などがあります。

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