だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

「風は生きよという」を観てきました

2016年11月20日 | 日記
まずは<イントロダクション>から   ホームページより

呼吸器から吹く風に乗り、つながりあう人と人との物語。
もしもあなたが、病気や障害のために身体を動かせなくなったとしたら、どんな人生を想像しますか?
映画が映し出したのは、ふつうの街でふつうの生活を送る人びと。
特別なことといえば、呼吸するための道具・人工呼吸器を使用していることくらい。
人工呼吸器。ひと昔前、それは巨大な鉄の箱で出来ていた。
こんなものに頼るならいっそ死んだ方がまし― そう思われるには、十分すぎる見た目だった。
いま、呼吸器はお弁当箱に様変わり。
散歩も旅行も買い物も、ひとり暮らしさえも可能にしてくれた。
呼吸器からは、休みなく空気が流れてくる。「シュー、シュー」と、まるで風のように。
淡々とその生活を映し出し、歩んできた人生を見つめた時、浮かんできたのは日常の尊さ。
たくさんの支援が必要だからこそ、多くの人に出会え、自由に動くことができないからこそ、生きてあることに感動する。
じんわりとこころを揺する、人と人とが織りなす物語。
もしもあなたに、思うように身体を動かせない、そんな日が来た時は思い出してほしいのです。
映画の中を駆け抜けていた、風の音を。
その風に包まれた人と人とが、支えあいながら生きていたことを。


2015年/日本/81分/ドキュメンタリー




ワタクシメは、何に「生きよ」と言われているのか?

タイトルだけ見た時に、そよそよ吹く風をイメージしました、ワタクシメ。
しかし・・・「イントロダクション」にも書かれています通り、この「風」は人工呼吸器から出る空気のことです。

この映画に登場する人たちは重い障害・病気を患い、自暴自棄になった経験もあったそうですが、
「人工呼吸器」を使うことによって生きる道を選び、そこで出会う人たちとのつながりで、「人生模様」を織りなしていきます。

人工呼吸器を「延命のため」に使う場合もあるでしょう。
しかし「人工呼吸器」を人生を謳歌する機械と考えれば・・・
そこから出てくる「風=空気」は、利用者(患者)に「人間らしく生きよ」とエールを送っているのです。
その声を受け止めて生きている人たちを、ワタクシメは単純に「素敵だ」と思いました。

そして・・・
ワタクシメは何(誰)かに、「生きよ!」と励まされて、生きていると感じました。
障がいがあるが↑の苦悩がないわけではありません。
死にたくなることだってあります。
     ※ 「死にたくなる」のは、きまって起床する時間。早い話「寝ていた」だけなんです(笑)

ただ「障がい自体」を苦痛と思っていないので、自死する前にはちゃんと「遺書」を書きたいんですよ。
あっちこっちに「コンニャロメ―・怒」と毒づかないと死んでも死に切れませんからwww
でもね、遺書を書くヒマがあるなら、作品書けるしφ(..)メメメ
「また作品書けたら、絶対いいことある」と信じているので、生きているというわけです。

もしワタクシメに「生きよ」と言っているとしたら、お蔵入りした作品たちや、脳裏に刻まれている想い出たちかも知れません。


母上の近況報告をします

この頃「ブログを更新するスタミナ」さえと絶え絶えなもんで(汗)
母上のことまで書けませんでしたが、母上が人工呼吸器をつけることになり、
「もう在宅は無理」となってから、1年が経ちます。
幸い近所の病院に入れたので、オヤジ様が毎日見舞いに行き、母上に声を掛けたり体を動かしたり・・・しています。
時々、母上の反応がなくなり「このまま眠ってしまうのかしら」と、悲しい覚悟をしたこともありますが、
なんとかコミュニケーションを取れるレベルを保てるようになりました。
数日前から「筆談」の練習も復活しました。
以前のように「会話」は出来なさそうですが、何らかのサインを示す程度になるかなーと、希望が見えてきました。

オヤジ様の「皆勤賞」の甲斐あって、病院のスタッフの態度が変わって来ました。
先日ワタクシメが入室証をもらいに受付に行ったら、係の人が、
「今お父様が入られたばかりですから、(そのまま入って)いいですよ」と言ってくれました。

母上が入院したばかりの頃は「信じられなーい・怒」もありましたけど・・・
アットホームな雰囲気がただよってきたのは嬉しい限りです。

人工呼吸器をつけた母上だけでなく、オヤジ様、ワタクシメを筆頭にオマケちゃんたちも、応援団の皆さんも、
「風」からもらう絆によって、新たな日々を紡いでいるといった感じですかね.。o○


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