だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

「イチオシ! 課題図書」 その②「りりちゃんのふしぎな虫めがね」

2017年07月07日 | 日記
夏休みを前にした特別企画 !(^^)!


夏休みの宿題の中でも最大の難関である「読書感想文」。
ああやってノルマを課すから子どもは本を読まなくなるって、
太古の昔からわかっているのに(大笑)・・・性懲りもなく、今年も先生たちは「読書感想文を書いてこい」と言うのでありましょうぞ。
そういう悪しき慣習に立ち向かうべく、ワタクシメは立ち上がりました(大袈裟)。

「本の紹介」はあまり書かないワタクシメ。
他人の作品にあれこれ言える立場じゃないし、
かと言って、社交辞令的に仲間内の作品の宣伝をするのはイヤなタチだもんで、
「本の紹介」から逃げてるわけですが、とりあえず立ち上がったので、何冊かご紹介していきます。

まず・・・「イチオシ! 課題図書」というタイトルにしましたが、
「イチオシ!」が何冊もあるのか」って、お得意の自分ツッコミ <(_ _)>

それから一般的に「課題図書」に選ばれる作品は「感想文が書きやすいモノ」なんですが、
ココはそういってた趣旨ではないから、何のお役にも立たないと思います。

もろもろ先に謝っておきますね(T_T)/~~~


「りりちゃんのふしぎな虫めがね」 最上一平/作 青山友美/絵  新日本出版社・刊 2017年6月16日




外にでると、りりはいつもドキドキしてしまう。
ポケットにはふくろに入った虫めがね。りりのないしょの友だちだ。
学校にもいっしょにつれていく。
ほんとうは、学校になんか行きたくない。
校門の前で、りりは大きくいきをすい、虫めがねで中をみた。
すると、そこは海。イワシ、カツオ、ヒラメ、エイ、タコ……。いろんな魚がいた――!
                                       新日本出版社HPより



この作品を読んでいたら、なぜか、ユーミンの「海をみつめていた午後」と
                aikoの「カブトムシ」が聞こえてきたんです (^^♪

作者の最上一平さんは知る人ぞ知る「いなかっぺ」です。(笑)
新刊が出る度に「もがみ通信」というヘンチクリンな私信を下さったり、
メール送ると、お返事は筆ペンのお便りなんですよー。
そんなオジサンさんと、ユーミン・aikoがリンクしました、ワタクシメの頭の中で!

ーーああ、暑さにやられたか(´Д⊂ヽ
  ワタクシメの脳ミソは終わったかもwww なーんて冷や汗が出ましたが、
じっくり読むと、本作は最上一平本来の姿が投影されているのだとわかりました。


還暦を迎え、素直になったか? 最上一平!

「最上一平の作品」は時々ご紹介していきました、ワタクシメが「好きな作家」の一人です。
そしてビュー前からの知り合いで、大変お世話になっている愛すべき先輩です。

一平さんは「故郷愛」・・・そういうこと以上に(笑)、「いなかっぺ」を貫いておられました。
「ました」と過去形にしたのは、近年ちょっとセンシブルになられたからです。
いやー、たくさん名作を描かれていますから、本来「センシブル=感受性が豊か」なんですが、
今までは繊細さを泥臭さで隠して、いなかっぺキャラをウリにしていた感じです。

水戸黄門が印籠出すように「俺はいなかっぺだぞー」と言われると、ワタクシメみたいな都会っ子は「恐れ入り谷の鬼子母神」になっちゃってwww
しっぽ巻くしかありません。
時には都会が責められている気がしたり、「田舎がある人はいいなー」と羨んだり・・・
正直なところ、都会人には窮屈な作品もありました。

でも、人間の根底にある「心」って、都会も田舎も関係なく、一平さんがお書きになりたいことは普遍的なんです。
もちろん、その地方ならではの問題はありますが。

かれこれ30年、一平さんの作品を読んで来たワタクシメといたしましては、新刊である「りりちゃんのふしぎな虫めがね」で、
最上一平ワールドは変貌を遂げたと思います!

主人公が「りりちゃん」というあたり、すっかり今風ですわぁ。


ユーミンにしてもaikoにしてもどこにでもある日常や、女の子なら誰しも経験したことのある感情を、
グイッと抜き取りながらも、きれいにオシャレに脚色するでしょっ。
りりちゃんも、この子の本音(現実)を書きつつも、子どもならではの空想の世界が描かれています。
それがスゴクかわゆく、引き込まれます。

田舎にも都会にも「りりちゃん」はいて、現実と空想の世界を行き来しながら成長していくのでしょう。

後輩のワタクシメがこんなこと書くと、どこからか鉄拳が飛んできますが・・・最上一平は素直になりましたぁぁぁ。


読書とは ~゜・_・゜~

最上一平さんを引き合いに出し申し訳ございませんでしたが・・・
例えば、気に入った作家をみつけて、その方の作品を何冊も読み、作風の変化を頼んだり、
好きなタイプの本や、同じテーマの本を選んで、何冊も読み比べて楽しむのが「読書」ではないでしょうか?
「読破」しなくても、チョロチョロ斜め読みするのもおもしろいです。

なにしろ・・・感想文を書くために読むのはやめましょう●~*


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てるてる都議さん、そなたの首をチョンと切るぞ (-"-)

2017年07月03日 | 日記
都議選が終わりました

いやいや・・・
予想以上にスゴイことになりました。

「自民党」が負けたのは当然のことだけど(苦笑)「都民ファースト」がバカ勝ちするとはね。
とりあえず、つい先ほど「小池知事が代表を辞める」との報道がありましたが、
小池さんの取り巻きばかり、それもほとんど新人ですから、この先が心配ですわ。

ワタクシメの居る所は「保守@自民党」が強く、定員3名にもかかわらず、自民から2名立っていました。
「こんなやり方では自民党2名は共倒れ。でも年寄りは律儀に昔からのよしみで自民党に入るのかな~?」と思ったりもしましたが、
さすがにここまで不祥事が続くと・・・見放しますよね。お二方とも<落>でした。

「自民党の得票」は前回の選挙と、さほど変化はないのですが、公明党や共産党のように「組織」で固められる党派はのびたから、
いかに今まで自民党が「昔のよしみ」に甘えていたかがわかります。

ーー時代は変わっているのだよ。
  日の丸しょっていれば何でも通る思っているヤカラは全滅かもね(*_*;。

ワタクシメ、「公明党」はコウモリだと思っていますが、支持者の顔色を見て方向を変えているなーとか、
「共産党」はトゲトゲしなくなったなーとか、
各政党が民意@支持者の声、時代の変化によって改革していると感じています。
(それがいいか悪いかは・・・別として)

「自民党の大敗北」は一般市民の「怒りの数」の表れですよ。
この先も一般の人たち一人一人が、怒る時は大いに怒って行動することが大事です!


浅原六朗文学記念館(てるてるぼうずの館)

前回ココに「松本に行った」とを書きましたが、安曇野に「てるてるぼうずの館」があると、初めて知りました。
童謡「てるてる坊主」を作詞した文学者「浅原六朗」が安曇野・池田町の出身なので、彼に関する様々な資料や手作りてるてる坊主が展示されているとのこと。
ワタクシメ、入館はしませんでした_(_^_)_

「てるてる坊主」の歌詞って、なーんかホラーっぽいでしょwww

で、気になって、あの歌について少し調べてみました。


1番(削除され幻の4番になった)
てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
もしも曇って 泣いてたら
空をながめて みんな泣こう
 
2番
てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
いつかの夢の 空のよに
晴れたら金の 鈴あげよ
 
3番
てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
私の願いを 聞いたなら
あまいお酒を たんと飲ましょ
 
4番
てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
それでも曇って 泣いたなら
そなたの首を チョンと切るぞ
 

1-3番まではやさしい唄なのに、4番がコワいですね。

この4番は最初は1番だったという説があります。。
これがいつしか削除され、2番から4番が繰り上がり、削除された1番が「幻の4番」となったとのこと。
〔4〕番が削除された経緯にも諸説ありますが、どう考えても「童謡として残酷」だからでしょう。

「童謡」では残酷でも大人の社会では「ルール・モラルに反したら首を斬る」ことも必要ではないでしょうか(?_?)
議席を得て喜んでいる人も、責任取って退任する人も・・・いろいろてすが、
一番のワルをやっつけて(笑)、根本的に日本をよくするのは、これからてす!
 

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