夏休みを前にした特別企画 !(^^)!
夏休みの宿題の中でも最大の難関である「読書感想文」。
ああやってノルマを課すから子どもは本を読まなくなるって、
太古の昔からわかっているのに(大笑)・・・性懲りもなく、今年も先生たちは「読書感想文を書いてこい」と言うのでありましょうぞ。
そういう悪しき慣習に立ち向かうべく、ワタクシメは立ち上がりました(大袈裟)。
「本の紹介」はあまり書かないワタクシメ。
他人の作品にあれこれ言える立場じゃないし、
かと言って、社交辞令的に仲間内の作品の宣伝をするのはイヤなタチだもんで、
「本の紹介」から逃げてるわけですが、とりあえず立ち上がったので、何冊かご紹介していきます。
まず・・・「イチオシ! 課題図書」というタイトルにしましたが、
「イチオシ!」が何冊もあるのか」って、お得意の自分ツッコミ <(_ _)>
それから一般的に「課題図書」に選ばれる作品は「感想文が書きやすいモノ」なんですが、
ココはそういってた趣旨ではないから、何のお役にも立たないと思います。
もろもろ先に謝っておきますね(T_T)/~~~
「りりちゃんのふしぎな虫めがね」 最上一平/作 青山友美/絵 新日本出版社・刊 2017年6月16日
外にでると、りりはいつもドキドキしてしまう。
ポケットにはふくろに入った虫めがね。りりのないしょの友だちだ。
学校にもいっしょにつれていく。
ほんとうは、学校になんか行きたくない。
校門の前で、りりは大きくいきをすい、虫めがねで中をみた。
すると、そこは海。イワシ、カツオ、ヒラメ、エイ、タコ……。いろんな魚がいた――!
新日本出版社HPより
この作品を読んでいたら、なぜか、ユーミンの「海をみつめていた午後」と
aikoの「カブトムシ」が聞こえてきたんです (^^♪
作者の最上一平さんは知る人ぞ知る「いなかっぺ」です。(笑)
新刊が出る度に「もがみ通信」というヘンチクリンな私信を下さったり、
メール送ると、お返事は筆ペンのお便りなんですよー。
そんなオジサンさんと、ユーミン・aikoがリンクしました、ワタクシメの頭の中で!
ーーああ、暑さにやられたか(´Д⊂ヽ
ワタクシメの脳ミソは終わったかもwww なーんて冷や汗が出ましたが、
じっくり読むと、本作は最上一平本来の姿が投影されているのだとわかりました。
還暦を迎え、素直になったか? 最上一平!
「最上一平の作品」は時々ご紹介していきました、ワタクシメが「好きな作家」の一人です。
そしてビュー前からの知り合いで、大変お世話になっている愛すべき先輩です。
一平さんは「故郷愛」・・・そういうこと以上に(笑)、「いなかっぺ」を貫いておられました。
「ました」と過去形にしたのは、近年ちょっとセンシブルになられたからです。
いやー、たくさん名作を描かれていますから、本来「センシブル=感受性が豊か」なんですが、
今までは繊細さを泥臭さで隠して、いなかっぺキャラをウリにしていた感じです。
水戸黄門が印籠出すように「俺はいなかっぺだぞー」と言われると、ワタクシメみたいな都会っ子は「恐れ入り谷の鬼子母神」になっちゃってwww
しっぽ巻くしかありません。
時には都会が責められている気がしたり、「田舎がある人はいいなー」と羨んだり・・・
正直なところ、都会人には窮屈な作品もありました。
でも、人間の根底にある「心」って、都会も田舎も関係なく、一平さんがお書きになりたいことは普遍的なんです。
もちろん、その地方ならではの問題はありますが。
かれこれ30年、一平さんの作品を読んで来たワタクシメといたしましては、新刊である「りりちゃんのふしぎな虫めがね」で、
最上一平ワールドは変貌を遂げたと思います!
主人公が「りりちゃん」というあたり、すっかり今風ですわぁ。
ユーミンにしてもaikoにしてもどこにでもある日常や、女の子なら誰しも経験したことのある感情を、
グイッと抜き取りながらも、きれいにオシャレに脚色するでしょっ。
りりちゃんも、この子の本音(現実)を書きつつも、子どもならではの空想の世界が描かれています。
それがスゴクかわゆく、引き込まれます。
田舎にも都会にも「りりちゃん」はいて、現実と空想の世界を行き来しながら成長していくのでしょう。
後輩のワタクシメがこんなこと書くと、どこからか鉄拳が飛んできますが・・・最上一平は素直になりましたぁぁぁ。
読書とは ~゜・_・゜~
最上一平さんを引き合いに出し申し訳ございませんでしたが・・・
例えば、気に入った作家をみつけて、その方の作品を何冊も読み、作風の変化を頼んだり、
好きなタイプの本や、同じテーマの本を選んで、何冊も読み比べて楽しむのが「読書」ではないでしょうか?
「読破」しなくても、チョロチョロ斜め読みするのもおもしろいです。
なにしろ・・・感想文を書くために読むのはやめましょう●~*
夏休みの宿題の中でも最大の難関である「読書感想文」。
ああやってノルマを課すから子どもは本を読まなくなるって、
太古の昔からわかっているのに(大笑)・・・性懲りもなく、今年も先生たちは「読書感想文を書いてこい」と言うのでありましょうぞ。
そういう悪しき慣習に立ち向かうべく、ワタクシメは立ち上がりました(大袈裟)。
「本の紹介」はあまり書かないワタクシメ。
他人の作品にあれこれ言える立場じゃないし、
かと言って、社交辞令的に仲間内の作品の宣伝をするのはイヤなタチだもんで、
「本の紹介」から逃げてるわけですが、とりあえず立ち上がったので、何冊かご紹介していきます。
まず・・・「イチオシ! 課題図書」というタイトルにしましたが、
「イチオシ!」が何冊もあるのか」って、お得意の自分ツッコミ <(_ _)>
それから一般的に「課題図書」に選ばれる作品は「感想文が書きやすいモノ」なんですが、
ココはそういってた趣旨ではないから、何のお役にも立たないと思います。
もろもろ先に謝っておきますね(T_T)/~~~
「りりちゃんのふしぎな虫めがね」 最上一平/作 青山友美/絵 新日本出版社・刊 2017年6月16日
外にでると、りりはいつもドキドキしてしまう。
ポケットにはふくろに入った虫めがね。りりのないしょの友だちだ。
学校にもいっしょにつれていく。
ほんとうは、学校になんか行きたくない。
校門の前で、りりは大きくいきをすい、虫めがねで中をみた。
すると、そこは海。イワシ、カツオ、ヒラメ、エイ、タコ……。いろんな魚がいた――!
新日本出版社HPより
この作品を読んでいたら、なぜか、ユーミンの「海をみつめていた午後」と
aikoの「カブトムシ」が聞こえてきたんです (^^♪
作者の最上一平さんは知る人ぞ知る「いなかっぺ」です。(笑)
新刊が出る度に「もがみ通信」というヘンチクリンな私信を下さったり、
メール送ると、お返事は筆ペンのお便りなんですよー。
そんなオジサンさんと、ユーミン・aikoがリンクしました、ワタクシメの頭の中で!
ーーああ、暑さにやられたか(´Д⊂ヽ
ワタクシメの脳ミソは終わったかもwww なーんて冷や汗が出ましたが、
じっくり読むと、本作は最上一平本来の姿が投影されているのだとわかりました。
還暦を迎え、素直になったか? 最上一平!
「最上一平の作品」は時々ご紹介していきました、ワタクシメが「好きな作家」の一人です。
そしてビュー前からの知り合いで、大変お世話になっている愛すべき先輩です。
一平さんは「故郷愛」・・・そういうこと以上に(笑)、「いなかっぺ」を貫いておられました。
「ました」と過去形にしたのは、近年ちょっとセンシブルになられたからです。
いやー、たくさん名作を描かれていますから、本来「センシブル=感受性が豊か」なんですが、
今までは繊細さを泥臭さで隠して、いなかっぺキャラをウリにしていた感じです。
水戸黄門が印籠出すように「俺はいなかっぺだぞー」と言われると、ワタクシメみたいな都会っ子は「恐れ入り谷の鬼子母神」になっちゃってwww
しっぽ巻くしかありません。
時には都会が責められている気がしたり、「田舎がある人はいいなー」と羨んだり・・・
正直なところ、都会人には窮屈な作品もありました。
でも、人間の根底にある「心」って、都会も田舎も関係なく、一平さんがお書きになりたいことは普遍的なんです。
もちろん、その地方ならではの問題はありますが。
かれこれ30年、一平さんの作品を読んで来たワタクシメといたしましては、新刊である「りりちゃんのふしぎな虫めがね」で、
最上一平ワールドは変貌を遂げたと思います!
主人公が「りりちゃん」というあたり、すっかり今風ですわぁ。
ユーミンにしてもaikoにしてもどこにでもある日常や、女の子なら誰しも経験したことのある感情を、
グイッと抜き取りながらも、きれいにオシャレに脚色するでしょっ。
りりちゃんも、この子の本音(現実)を書きつつも、子どもならではの空想の世界が描かれています。
それがスゴクかわゆく、引き込まれます。
田舎にも都会にも「りりちゃん」はいて、現実と空想の世界を行き来しながら成長していくのでしょう。
後輩のワタクシメがこんなこと書くと、どこからか鉄拳が飛んできますが・・・最上一平は素直になりましたぁぁぁ。
読書とは ~゜・_・゜~
最上一平さんを引き合いに出し申し訳ございませんでしたが・・・
例えば、気に入った作家をみつけて、その方の作品を何冊も読み、作風の変化を頼んだり、
好きなタイプの本や、同じテーマの本を選んで、何冊も読み比べて楽しむのが「読書」ではないでしょうか?
「読破」しなくても、チョロチョロ斜め読みするのもおもしろいです。
なにしろ・・・感想文を書くために読むのはやめましょう●~*