Pains パリの味

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ブリオッシュ風

2011-08-04 18:15:44 | Weblog


写真のパン、ブリオッシュにしてはバター、卵が少なく、砂糖が多く、中国人好みの甘さ。捏ねあがった生地を二つに分け、一方は常温で醗酵を取り、もう一方は冷蔵庫で一晩醗酵させました。どちらの食感を好むか非常に興味がありました。私は冷蔵醗酵の少し重たく、多少ネットリした食感が好まれると考えていましたが、しかし意に反して、サクサクで歯切れの良い食感を好む方のほうが多く、驚きました。

麺は茹で過ぎ、腰が無く、正にネットリした食感を好む様だし、ビーフンを食べ、餃子は水餃子、水分が多く、重たい食感を好むであろうと思っていました。

パンの価格は日本と変わらない程の価格、収入から考えると酷い高価格でありながら、売れている。町には高級車が溢れ、メルセデスとBMWの多いこと、レストランにはフランス産高級ワインが並ぶ。恐らく、高ければ良い物、外国産だから安全・安心と言った程度の判断基準で購入しているのではないか。

豚には興奮剤を与え、鶏には成長促進剤を与えるといったことが横行している中国では、舶来品信仰が当たり前のことのようです。日本でも戦後一時舶来品を珍重することがありました。今の中国のベーカリー業界は、日本的なパン、日本のパン、天然酵母を使った安心をアピールできるパンを求めているようです。

今回の訪中で生産者側の考えは解り始めましたが、消費者の求めている物が果たして同じなのかわかりません。8月の訪中でそこを探りたいと思います。