前回中国出張中に試作した、ギャレット・デ・ロア。模様のカットは中国人スタッフにお願い。焼きあがった時の喜び様は大変なものでした。
ベーカリー開業に関してお問い合わせが有りますが、何が必要でしょうか、との質問、問い合わせが多いことに驚きます。少しはパン屋、ベーカリーで技術と知識の習得をして、何が必要で、何が不必要か自身で把握しなければ。何も知識を持たずにプロデュース会社にお願いすれば、要らない機材まで押し付けられる危険は甚だ大。
どういうパン屋を目指すのか、作る商品によって必要機材に差があります。安いオーブンはなぜ安いか、断熱材が少ないから。オーブンの側面を触って触れないほど高温になっているオーブンは買うべきではありません。この手のオーブンが多い。騙されてはいけません。全国の材料メーカーの試作室、学校に多く導入されているオーブンがあります。全国のインストアーベーカリーでも良く見かけます。このオーブンをある材料メーカーの新座市の試作室で何度もお借りしました。直焼き、食パン、パイ、デニッシュ、ケーキの試作をし、焼き上がりの見事さに何時も感心していました。このオーブン価格は高くありません。デザインは無骨、しかし作りはしっかり、手を抜かず、日本国内シェアは1位であると思います。多種類の商品を焼く日本のベーカリーに最適です。お問い合わせ頂ければお教えいたします。
国産のドゥーコン、機能、性能は差が有りません。しかし、価格は大変な差が在ります。
ミキサーだって高いスパイラルを導入する必要はありません。してはいけません。このスパイラル、ヨーロッパのノータイム法(無醗酵生地)のために開発されたミキサーで、日本的なしっとりしたパンを目指すなら、美味しさを追求するなら縦型ミキサーです。センター棒の付いているスパイラルなど持っての他です。頑固にスパイラルミキサーを作らないメーカーもあります。スパイラルで仕込んだパンは、美味しくないとの理由で。このメーカー、有名なミキサーメーカーから分かれた会社ですが、飛び出した連中が作るミキサーの方が遥かに性能が良く、耐久性もあります。
機材選びは慎重に。