奈良散策 第346弾
昨日の午前中、佐保川土手まで散歩に出かけました。目的は佐保川土手で行われている工事が1月31日終了予定だったのですが、様子を見に行ったのです。工事をしている方の土手では、昨年、朝早く行くとカシラダカとか、アオジとか、小鳥が餌をついばんでいる姿がよく見られました。


出かけてすぐにトビが飛んでいるところが見られたので撮ったのですが、ピントがいまいち合いません。

畑にケリがいました。今日は短時間の散歩なので、ネタを増やすために撮りました。


蟹川に着いたら、ラッキーなことにカワセミが止まっていました。じっとしていたので撮りやすかったのですが、ちょっと曇っていたので、シャープさはいまいちです。



カワセミを撮っていたら、クサシギもやってきました。この日は意外にラッキーな日でした。

そして、佐保川の東側の土手に行ってみると、驚いたことに、工事期間が3月20日まで延長されていました。でも、いつも止まっているトラックなどはもうないし、工事の人が一人いるだけなので、そろそろ工事も終わりのような気がするのですが。


それで、地蔵院川沿いを歩いてみました。意外に鳥はいません。やっとコガモを見つけました。今日は午後から会議の打ち合わせがあるので、30分ほど歩いただけで帰ることにしました。

帰りに見たモズです。

そして、工事中の土手に止まっていたツグミでした。
雑談1)今日は家族と薬師寺周辺の神社4か所と大池を一周してきました。奈良は本当に神社の多いところで、それぞれに歴史があって、神社巡りもなかなか面白いものです。大池は池越えに薬師寺の西塔と東塔が見えるので、絶好の撮影場所になっています。今回、はじめて行ったのですが、背景に若草山が見え、いかにも写真を撮りたくなる場所でした。帰りに奈良漬屋さんに寄って奈良漬を買いました。「お店、古いのですか?」と聞くと、「まだ40年しか経っていません。」と如何にも奈良らしい答えでした。
雑談2)オミクロン株がなぜ鼻、喉、上気道にだけ症状が出て、肺にまで感染が広がらないのか疑問に思っていたのですが、それについて書かれた論文が見つかりました。ウイルスが細胞に侵入するときに、細胞表面にあるTMPRSS2という膜貫通型セリンプロテアーゼが重要な役割を果たします。というのは、ウイルスのSタンパク質を開裂して、膜融合できるようにするからです。ところが、どうやらオミクロン株のSタンパク質にはTMPRSS2がうまく働かなくて、膜融合ができず、細胞の食作用によりウイルスは取り込まれているようです。デルタ株ではTMPRSS2の働きにより、膜融合で細胞内侵入をしていたので、TMPRSS2が特異的に分布している肺や気道に感染が集中していたのですが、オミクロン株はどうやらそういうことはないようです。これが肺炎にならず、比較的に軽症で済んでいる原因のようです。ウイルスにとっては、膜融合の方が食作用よりはるかに有利だとされていたのに、食作用により細胞に侵入するオミクロン株の方が感染力が強いのは、おそらく、ACE2受容体への結合がデルタ株より相当に強いのではないかと想像されます。
雑談3)イギリスでの調査結果をもとにして、オミクロン株の実効再生産数の計算がやっとできるようになりました。これによると、オミクロン株の場合は感染後、2.1日に二次感染の確率はピークになります。これまでの感染状況を解析してみると、第6波の感染拡大期に実効再生産数は3まで達していました。デルタ株では1.6程度だったので、単純に言って感染力は2倍になっています。ただ、最近は実効再生産数は急激に減少していて、このままでいくと、3-4日後には実効再生産数は1を下回り、新規感染者数もピークアウトするかもしれません。