奈良散策 第445弾
以前住んでいた大阪北部のマンションでは虫がやたらたくさんやってきて、マンションの廊下を歩いているだけでいろいろな虫に出会えました。奈良に引っ越してきてからもマンションに住んでいるのですが、こちらではほとんど虫がいません。それでも、ときどき虫を見つけるので、その都度、写真を撮っています。今回は5月3日から11日の間に撮った写真です。
最初は5月3日に撮った甲虫です。写真がうまく撮れなかったのですが、たぶん、ヒゲブトゴミムシダマシではないかと思います。保育社の「原色日本甲虫図鑑(III)」では和名がヒゲブトハムシダマシになっているのですが、「日本産ゴミムシダマシ大図鑑」では上記のようになっていました。
これはユスリカの♀ですが、前脚脛節の長さが跗節第1節の長さより短いのでユスリカ亜科ではないかと思います。「図説日本のユスリカ」の図版を見たのですが、似た種は見つかりませんでした。
これは大型のユスリカで、この間調べたヤマトユスリカの♀ではないかと思っています。
これは5月4日撮った写真で、結婚飛行で飛んできたヤマトシロアリです。
これは5月5日にマンションの壁に止まっていたヒラタアブ♂で、以前調べたことがあるケヒラタアブらしき種ではないかと思います。
これは5月10日撮った写真で、敷地で死んでいたモモスズメです。こちらに来てから蛾の姿を全く見ないのですが、こんな蛾はいるのですね。
5月11日には廊下で珍しい蛾に出会えました。オオミノガです。いわゆるミノムシの親です。でも、こんな姿をしているのは♂だけです。オオミノガは幼虫で越冬した後、春にみのの中で蛹化し、6月に羽化します。♂は翅が生えているのですが、♀は翅や脚がなく、産卵後、みのの中で死んでしまいます。
雑談1)コロナの勉強については、PCRや抗原・抗体検査などを調べ終わったので、そろそろ終わりになります。コロナの勉強は昨年9月頃から始めたので、すでに9か月もやってきたことになります。なんだかんだメモ代わりに書いてきた「雑感」は合わせて300頁にもなりました。ほとんど知らなかった免疫についても少しは分かるようになりました。ちょっとは進歩があったかなと喜んでいます。
雑談2)コロナの勉強が終わりになるとやることがなくなってしまうので、大阪北部で8年ちょっとの間、写真を撮ってブログに出してきた虫や鳥、植物などのリストを作り始めました。ブログに出した写真はすでにデータベース化してあり、印刷用の種名リストをつくるEXCELのVBAプログラムも以前作りました。これと以前作っていた手作り図鑑を合わせて、リストにしようと考えています。種名リストは紙バージョンで、図鑑の方は電子データでpdfにするつもりです。動植物合わせて4,000種ほどになるので大変な作業なのですが、何とかやってみようと思っています。同じように奈良バージョンも作っていけたらと思っています。
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