奈良散策 第419弾
4月14日の午前中に家の近くの用水路脇に虫探しに行きました。いろいろと虫はいたのですが、カメムシが8種も見つかったので、まず、それから出します。
初めはこのカメムシ。革質部が小盾板を越えないので、マルシラホシカメムシだと思います。
これはキベリヒョウタンナガカメムシ。用水路脇に白い建物が建っていて、その壁に結構カメムシが止まります。それを写しました。
この日はこのスカシヒメヘリカメムシがたくさんいました。
これはアカヒメヘリカメムシ。
触角第1節に黒い縦条がなく、長さが頭幅より長いので、ホソハリカメムシだと思われます。
これはたぶん、ブチヒメヘリカメムシ。
それからマルカメムシ。
最後はナガメでした。
雑談1)実は今日も虫探しに同じ用水路脇に行きました。ただ、風が強くて強くて、撮影している最中にカメラレンズに取り付けた「影取り」が飛ぶわ、帽子が飛ぶわで早々に引き上げてきました。でも、行ったついでにハエ2種を採集してきました。1種は菜の花の周りで飛び回っていたハエで、今日、検索してみました。長い間、ハエの検索をしていなかったので、科の検索がうまくいきません。キアブ科あたりでさまよってしまったので、ついにネットで画像検索をしてみました。すると、ミズアブ科のエゾホソルリミズアブとしている種とよく似ています。それで、もう一度、科の検索をしてみました。確かに、ミズアブ科でよさそうです。さらに、属と種の検索をしてみると、やはりActina属のエゾホソルリミズアブ A. jezoensisになりました。だいぶ先入観が入っているのですが・・・。もう少し練習をしないといけませんね。もう1種いるので、そちらは頑張ってみます。
雑談2)オミクロン株の細胞への侵入は膜融合がうまくいかず、細胞の食作用で取り込まれるのに、なぜ、感染力が強いのかという点が疑問になっていました。もうそろそろ分かった頃かなと思って、細胞侵入を扱った今年の論文をいくつか見てみました。でも、どうもまだ分かっていないようです。一つだけ、Sタンパク質の2つのドメインS1とS2の境目付近の変異によって、S1-S2をfurinによりあらかじめ開裂させていなくても、エンドソーム内での膜融合を起こさせるというような内容の論文がありました。でも、酸性環境で開裂を起こすので、変異がどう関係するのか、あまりよく分かりませんでした。
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