奈良散策 第673弾
12月27日、奈良国立博物館に行きました。ちょうど、「春日大社若宮国宝展」が開かれているのでその見学です。ついでに、この間、おん祭の御旅所祭が開かれた御旅所をちょっと見て、春日東西両塔跡と氷室神社も見学しました。
この日は高畑駐車場に車を止めて、春日大社に向かって歩きました。途中、飛火野とその向こうに若草山が見えます。いつもこの場所で写真を撮ります。
木に奇妙なものがついていました。調べてみると、ヤマブシタケというキノコのようです。初めて見ました。
17日、春日若宮おん祭の御旅所祭が開かれた御旅所がその後どうなったか見に行きました。
一段高い台は御仮屋が建てられていたところで、その手前にある台は芝舞台です。共にすっかり片づけられていました。
その周りに建てられていて建物も無くなっていました。まさに「祭りのあと」ですね。
御旅所の隣を抜けて、奈良国立博物館の方に行ってみました。なら仏像館と青銅器館の南側に春日東塔跡がありました。礎石があるだけなのですが、昔はここに興福寺五重塔と同じ規模の塔が建っていたようです。「発掘現場説明資料」によると、春日大社は768年に創建されたと伝えられ、神仏習合の影響で、1116年に関白藤原忠実の発願により春日西塔がまず建てられ、1140年には鳥羽上皇の発願により春日東塔が建立されたとのことです。その後、焼失、再建されましたが、1411年に雷火により失われてから再建されることなく現在に至っているそうです。
その春日西塔跡です。
奈良国立博物館では特別展「春日大社若宮国宝展」が開かれているので、是非とも見たいと思っていました。
博物館内は撮影ができないと思っていたら、この部分だけ撮影が可能というので写真をいっぱい撮ってきました。
この獅子と狛犬は春日若宮社から最近下ろされたもので、鎌倉時代の作だそうです。
手前にあるのは瑠璃灯篭、その後ろにあるのは2016年に新調された御垂簾(ごすいれん)だそうです。
瑠璃灯篭は綺麗なので、写真を何枚も撮りました。ただし、これは実物の3/4の模造品だそうです。青い部分は青色ビーズを重ねてあるとのことです。国宝展は若宮社に供えられた刀剣や装飾などの神宝類が展示され、見事なものばかりでした。さすがに、神社に保管されていただけあって保存状態もよくて見ごたえがありました。会場は二つに分かれていて、もう一方はおん祭についてでした。こちらには絵巻や鎧兜などがありました。じっくり見て行ったので、特別展を見ただけで大変満足な気持ちになりました。と同時に大変くたびれました。
ついでに、国立博物館の前にある氷室神社にも行ってみました。正月飾りがされているのかなと思って。
これは表門です。
正面に拝殿があります。以前行ったときはここに氷のお供えが置かれていたのですが、この日はありませんでした。
拝殿の向こうに本殿が見えています。
拝殿の横です。
そして、本殿の前に出ました。なかなか立派な装飾です。でも、特別に正月の準備はありませんでした。
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