トンネルの森 1945 戦争と集団的自衛権魔女の宅急便

トンネルの森 1945
角野栄子
角川書店
1945この数字が意味するのは、日本が敗戦した年になります。
俺には、終戦では無く敗戦という思いがあります。それは、敗戦はそれがすべての終結を意味し、終戦では、何れ時がくればまた開戦がありうるような気がします。
この本の作者は魔女の宅急便で知られた角野栄子さんになります。
軍隊が戦を交えるような勇ましい話は出てきません。東京で産まれた小学４年の少女が、都会での爆撃から逃れ、田舎に親戚をたより疎開した物語りになります。
田舎とはけっしてのどかな風景ばかりではありませんし狡猾さは都会人以上かも知れません。
それは、食べ物と衣服などを交換するしかすでが無い疎開者の足元を見る行為にも表れています。もちろん一部には善良な人もいた事でしょう。
実はわが母親も東京から地方に疎開した経験を持ちます。その話はあまりしたがりません。それは、食べ物の苦労もさる事ながら今で言ういじめにあったようです。
このように戦争により市民生活は、不安定になり不幸のドン底におちていきます。その最大の犠牲者は、幼い子どもたちになりそれをこの作品からもうかがい知る事ができます。

集団的自衛権の話を聞くと何か正義感のある国を日本も助けに行くようにも聞こえてきます。
しかし戦争には正義も何もありません。あるのは消耗戦です。そしてその犠牲にあうのは決まって子どもたちです。
戦争は、身体もそして心も痛いので反対です。そして戦争につながる集団的自衛権にも反対です。

ジャックand ベティ

ランチパスポート以来、DMのクーポン300円の割り引き券を使い食べてきました。
あのスパイシーな粗挽肉のハンバーグは、健在でした。
ランパスが終わり昼どきには、閑散としている所も多くありそことは対照的にすぐにも店内はお客さんでうまりはじめてきました。
混乱のため次回のランパスから抜けるのは、残念ですが何れまたここに食べに行きます。