できあがったトマトケチャップは、悲しい事に何とこれが総量の半分以下の量に減ってしまいます。
イメージとしたらトマトジュースを煮詰める感じになります。
それを小分けにし知り合いに配るために瓶に詰めます。これが中々面倒な作業になります。
先ずは、蒸し器に瓶(ふた)を並べて10分ほど蒸します。
瓶(ふた)には湯滴がついてきますが並べている内に自然に乾き煮沸の作業がこれで終わります。
これにトマトケチャップを瓶の口までぎゅうぎゅうに入れます。そしてふたを強くしめます。
これを蒸し器に入れて30分ほど蒸すと脱気された状態になります。
やり方は、さまざまあるようですが蒸し器を使った方が火傷をふせげ最初に瓶にふたをした方が、後からしめるより安全でこのような方法を選びました。
話が、前後しますが脱気をすると瓶の中から空気が抜けます。同時にトマトケチャップの内部の温度が85度以上に達し滅菌された状態にするために行います。
脱気をすると空気の他に水分が抜けトマトケチャップの分量は、やや目減りします。
瓶の内部は、真空になりこのような常温での保存方法は、冷蔵庫などがない時代から広く用いられてきたようです。
これだと通常、常温で1年くらいは保存ができるようです。