山口日本海の3番漕ぎは 須佐湾の西のはずれから漕ぎ出した。須佐湾には大小の島が点在している。岩島がちらばる金欄崎を経て 雄島(天神島)~観音岩の裏を漕ぎ抜ける。ここにもミサゴが営巣している。海苔石を回り込むと灰白色と黒色の縞模様の海食崖が見えた。本日の主場ホルンフェルス大断層だ。この断層は地質学的にも貴重なのだそうです。海に落ち込んだ断層の隙間を漕ぎ抜けて行ったり来たり。この時不思議体感をした。漕ぎ抜けた時に 平衡感覚がなくなってしまった。海面が斜めになっているように見えたのだ。その後断層の近くにいるときは 海面が斜めに傾いているような感覚がずっとあった。
断層を離れて 高山岬方向に漕ぎ進んだ。白石辺りから先よりも 出艇地から西の景色の方が魅力的だったので 地図でも屏風岩、松島と明記されていたので 折り返すことにした。黒島~雄島~松島とホッピングして須佐湾を横断。松島で折り返し 屏風岩を見上げて元に戻って 山口日本海ばっ漕ぎは完結した。
デジカメのバッテリー切れで ホルンフェルス断層の場面しか画像が無いのが残念です。
断層の割れ目をすり抜ける。
断層自体が斜めになっています。ここがポイント!横縞も斜めになっています。これがポイント!
どうです?海面が斜めに見えませんか?斜めの縞模様に目を合わせて平らに見てしまうと 海面が斜めに見えて 平衡感覚がおかしく感じられました。本当は縞が斜めで 海面が平らなのですが。海でこの感覚を感じるのは初めてでした。
道路では これ何とかって言う現象のようですが 名前は忘れました。JAFメイトでも これに関する記事がありました。近くでは 大津は逢坂付近、R1と京阪電車が並走するところがあります。大津から京都に向かって車を走らせ、信号待ちになると、道路が下っているように見えます。でも、実は道路は平らなのです。ボールを置いても転がりません。本当は電車の方が上っているのですが。
断層の端のスロープ状の岩から上陸。断層付近で1時間は時間を費やしました。
須佐の海 そしてホルンフェルス大断層!う~ん!マンダム!