八ヶ岳連峰は、南北約30kmに渡り、20座以上を有する山々の集まりであり、
登山口も多くアプローチが短く、各々の山々は日帰り登山が可能である。
今までに夫々単独もしくは2~3座を日帰りしたことはあるが、今回は完全縦走を目指す。
南側の観音平から編笠山に登り、北側の蓼科山から御泉水七合目へ下りる予定。
今年になって初めての本格的な山歩きで、荷物を担いでの連泊は体力的にちょっと不安。
登山道に残雪はあるだろうが、本アイゼンまでは必要だろうか。
日中との気温差、朝の気温が氷点下以下まで下がるかも心配。
下り口になる御泉水七合目登山口まで車で自転車を運びデポ、登り口の観音平へ周り車を駐車。
下山後、自転車にて途中で荷物をデポしておき、駐車場まで戻り、自転車・荷物を回収帰宅。
稜線上にテントを張れるところは限られているので、初日はキレット小屋テント場泊り。
2日目は最終日の行程を考えて、麦草峠の公共駐車場でテントを張り泊まることに。
初 日、21日(火) 観音平~編笠山~権現岳~キレット小屋(テント泊) 【10.3km】
2日目、22日(水) 赤岳~横岳~硫黄岳~根石岳~天狗岳~中山~丸山~麦草峠(テント泊)【13.2km】
3日目、23日(木) 茶臼山~縞枯山~雨池山~三ツ岳~北横岳~蓼科山~御泉水七合目【12.5km】 ⇒ 観音平
観音平口(1200m) → 赤 岳(2899m) → 御泉水七合目(1850m) 最大標高差:1699m
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初 日 5月21日(火)
観音平~編笠山~権現岳~キレット小屋(テント泊) 【10.3km】8時間05分
05:00 前日に車へ自転車を積み込み、荷物を揃えてパッキング。朝食を済ませ出発。
05:56 御泉水七合目登山口に自転車をデポ。 約44km 06:03 再出発。
07:01 観音平口、八ヶ岳登山歴史館「森の駅 小淵沢、森の茶屋」に車を駐車。約93km
07:15 出発。 最終日の行程を考え、観音平まで車道とショートカットコースを歩く。
08:30 観音平から登山開始 (5610歩)
09:19 雲 海 (8110歩) 13分休憩。
10:06 押手川 (10020歩)
11:25 編笠山 (12680歩) 10分休憩。 下りに備えて簡易アイゼン装着。
11:52 青年小屋(13860歩) 昼食、22分休憩。
13:25 東ギボシ(16820歩) ここまで意外ときつい。
13:45 権現岳 (17810歩) 10分休憩。
15:20 キレット小屋(22670歩) 小屋はまだ開いていない。テント場にトイレあり。
先ずは雪を融かして飲料水を作り、インスタントコーヒーで一服。
夕食と明日の行動水の分も作りながら、テントを設営。
テントを張れる場所が少なく傾斜地であるが、他に誰もいないので、適当に均して整地。
身体をタオルで拭き上げ着替え、夕食を済ませ就寝。
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2日目 5月22日(水)
07:48 赤岳南峰 (4060歩) 覚悟はしていたが、荷物を担いでこの登りはきつい。
10:39 硫黄岳 (11890歩) 10分休憩。
14:12 中山峠 (21750歩)
余り早い時間にテントを張る訳にもいかず、途中で時間調整をしながらゆっくり下山。
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3日目 5月23日(木)
07:04 縞枯山 (5640歩) 6分休憩。
09:19 北横岳ヒュッテ(11430歩) 5分休憩。七ッ池まで行こうかと思ったが、残雪が多く止め。
10:57 天称寺原(16750歩) 30分休憩、昼食を済ませ出発。
13:55 将軍平 (23410歩) アイゼンは装着したまま、荷物を担ぎ下山へ。
17:38 観音平口 途中で近回りしようとしてちょっと道を間違えるが無事車の元へ戻る。 50km
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南八ヶ岳の残雪は、一部を除いてほぼ無い。8~9割は融雪している。
2日と7時間15分掛かった縦走も、自転車なら3時間弱、車なら約1時間。
南八ヶ岳
北八ヶ岳
①観音平→編笠山→権現岳→キレット小屋
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赤岳~横岳~硫黄岳~根石岳~天狗岳~中山~丸山~麦草峠(テント泊)【13.2km】11時間10分
04:20 起床、テント内7℃、外気1℃。結露なし。 朝食後テント撤収。
06:00 記念撮影を済ませ出発。
06:10 登山道に残雪が多く、一旦引き返し反対側から稜線へ登り再出発。
08:09 赤岳北峰より下山、横岳へ向かう。
08:33 地蔵尾根 (5930歩)
09:33 横 岳 (8590歩) 20分休憩。
11:25 夏沢峠 (14670歩) 昼食。25分休憩。
12:40 根石岳 (17620歩) 5分休憩。
13:08 天狗岳 (19020歩) 25分休憩。疲労度を考え、西天狗岳へのピストンは止め。
14:48 中 山 (23500歩)
15:54 高見石小屋(26830歩) 10分休憩。
16:20 丸 山 (27810歩) 5分休憩。
17:08 麦草峠 公共駐車場(31900歩)
トイレの手洗い場の水は飲用不可とあるが、煮沸して流用。
今日は先に夕食を済ませ、18時を過ぎてからテントを設営。
何と車とテント泊がもう1組あり、他に車中泊が2台、駐車1台。
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茶臼山~縞枯山~雨池山~三ツ岳~北横岳~蓼科山~御泉水七合目【12.5km】9時間 ⇒ 観音平
03:00 トイレに行き、そのまま起床。テント内7℃、外気0℃。暗い内に朝食を済ませる。
05:27 結露でビショビショのテントはそのまま撤収し、本日のスタート。
06:20 茶臼山 (3450歩) 10分休憩。 眺望は全くなし。
07:25 雨池峠 (6770歩) 5分休憩。
08:33 三ツ岳 (9360歩) 13分休憩(三峰合計)。ここの雰囲気は好き。
09:13 三ツ岳分岐(11050歩)坪庭からの登山道と合流。
09:38 北横岳南峰 (12120歩) 6分休憩
09:47 北横岳北峰 (12460歩) 11分休憩
10:38 亀甲池 (15230歩)残雪が多くトレースも印も無く、道を見失い、残雪上を直行下山。
11:35 分 岐 (17680歩)
12:58 将軍平 (20900歩) 5分休憩、簡易アイゼン装着し、空身で頂上へ向かう。
13:28 蓼科山 (22190歩) 11分休憩。縦走して来た山々を見納める。
14:30 御泉水七合目登山口(26720歩) 縦走終了。 約36km(28時間15分)81290歩。
14:41 御泉水七合目登山口より自転車にて観音平へ向かい出発。
15:08 帰路になる白樺湖畔の小公園に荷物をデポ。 13.3km
17:54 休憩後、自転車を積み付け、帰宅へ向け出発。
18:43 白樺湖でデポした荷物をピックアップ。 35km。
19:42 無事帰宅。 79km。
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逆に北八ヶ岳は、樹林帯を中心に7~8割が残雪状態。
蓼科山以外はアイゼンは必ずしも必要ないが、踏み抜きに注意。 スパッツは必須。
編笠山・硫黄岳・蓼科山周辺で数人と行き会ったが、他では人に会わず、静かな山歩きが出来た。
当初は観音平へ駐車するつもりだったが、最後にあの登りを自転車で登るは無理だろうと変更。
脚力は意外と残っており安心したが、ザックの重さが肩に喰い込んで辛かった。
心肺機能が徐々に衰えており、暫し小休止の回数が増えた。
それでもやり遂げたという自己満足に納得。
≪参考:主な山・峠≫
編笠山 (2,524m)
西 岳 (2,398m)
三ッ頭 (2,580m)
権現岳 (2,715m)
赤 岳 (2,899m) - 最高峰
中 岳 (2,700m)
阿弥陀岳(2,805m)
横 岳 (2,829m)
硫黄岳 (2,760m)
赤岩の頭(2,656m)
峰の松目(2,567m)
夏沢峠(南八ヶ岳・北八ヶ岳の境界とされる)
箕冠山 (2,590m)
根石岳 (2,603m)
天狗岳 (2,646m)
中 山 (2,496m)
丸 山 (2,330m)
麦草峠 ― ― ― 国道299号が通過
茶臼山 (2,384m)
縞枯山 (2,403m)
北横岳 (2,480m)
大 岳 (2,381m)
双子山 (2,224m)
大河原峠(2,093m)
蓼科山 (2,530m)
八子ヶ峰(1,833m)
≪八ヶ岳連峰 完全縦走≫
②赤岳→横岳→硫黄岳→天狗岳→麦草峠
③茶臼山→雨池峠→北横岳→蓼科山→御泉水
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