「ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト」出版記念で特集上映された1981年のアベル・フェラーラ監督作『天使の復讐』。公開当時、大酷評されたがその後カルト化。HBOのTVシリーズ『ユーフォリア』をはじめ、近年の話題作には本作の影響が垣間見える?当時の荒廃したNYのランドスケープはヒロインのみならず、ある者の心象を描いている?この時代の映画にはまだニューシネマの名残りがあった?人はある境界を超えると、もう元の場所には戻れなくなってしまうのだ。( 13:50 頃より)山田太一の『異人たちとの夏』をアンドリュー・ヘイが脚色した『異人たち』もまた、現在のロンドンを舞台に人間普遍の孤独が描かれる。幼い頃に死んだ両親との対話はセルフケアなのか?シャーロット・ウェルズ『aftersun/アフターサン』との共鳴も興味深い。ポール・メスカルはあの父親のその後の姿?あなたは1人ではない。
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