午前中は晴れ間も見えた芝浦運河、しかし、雨雲らしき灰色の雲が大勢を占めてきた
レーダーで見ると西日本全体をほぼ覆う、大きな雨雲が箱根の峠を越えようとしている
まもなく西湘、そして横浜でも雨になりそう
すでに九州の鹿児島や宮崎では11月の観測史上最も多い雨量が観測されている
その原因は九州の西の海上にある前線を伴った低気圧。現在「東」へ移動中
これに伴い、今夜から明日にかけて、関東地方でも大荒れの天気が予想される
さて、昨日、世界気象機関(WMO)は、異常気象の原因であるエルニーニョ現象が、
今世紀最大規模になるとの見通しを示した。既に、強力でかつ成長した段階にあり、
今後、ますます発達するであろう!と警戒を呼び掛けた
このエルニーニョ現象が強まると、どういった問題が発生するのか?
まずは「干ばつ」、これによる世界経済の損失は、今後数カ月以内に80億ドル!とも・・
アメリカだけでも、主としてカリフォルニア州の農業への打撃が心配だ
また、エルニーニョで風と降雨が異常に少なくなり、中国では、石炭を使用する都市の
暖房システムからの排気が拡散しにくくなるため、今冬の大気汚染は史上最悪!
もちろん、PM2.5をはじめ、日本への影響も懸念される
蛇足になるが、エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域から南米にかけての海面温度が、
平年よりも高くなることで発生する現象をいう
気象庁によると、2015年の夏は、エルニーニョ現象の影響で、 西日本は低温、
日本海側では多雨、東日本では寡照が続いたと発表している
日本では、引き続き、太平洋側から暖かい空気が流れ込み、西日本から関東まで、
暖冬になる可能性が高いという。近年まれにみる最強!のエルニーニョ現象!!
単に暖冬だけでは終わるはずがない!例年以上に気候の変化に注意が必要だ