いつまでも残るうらみを遺恨という
武士の遺恨といえば、「忠臣蔵」だ。遺恨が遺恨を生み、自らの命をかけての仇討ち!
特に、日本人は「遺恨試合」と聞くだけで強い興味を示す
普段は温厚を装っていても、道理に反するものに対する“やり返し”は大目に見る
例え、遺恨であれば人を殺したとしても絶賛され、英雄化されることすらある
さすがに、人殺しは大袈裟であっても、政治とスポーツにおける「遺恨勃発!」となれば
それだけで視聴率が取れ、駅のスタンドの新聞の売れ行きも良くなるという
なかでも「日韓戦」に関する日本人の思い入れは半端じゃない!
日韓戦といっても、野球ばかりじゃない
サッカー、バレーボールなど、相手が韓国であればすべてが「遺恨試合」になる
最近では、パク大統領との会談に臨む安倍総理ですら「今日は遺恨試合」というほど
このように、日本人は「日韓戦」に関しては相当“血が騒ぐ”ようだ
その理由は、勝利した韓国チームがマウンドに韓国国旗を立てる!であるとか、
日本の世界遺産登録にことごとくイチャモンをつけてくるとか・・・
考えてみれば「どうでもいいこと」ではあるが、韓国(人)の言動に対する日本(人)の
反応は過敏(過剰)であり、その都度、遺恨を遺し続けてきた
お互い様ではあるが、日本人は、韓国を嫌いじゃないが、好きでもない!といった感がある
しかし、韓国人は日本が嫌い!という。なぜなら、そういった教育を受けているからだ
そんな両者が勝負をするんだから盛り上がって当然!といえば当然!!
しかし、遺恨の最終形は“報復”になる。報復は、時に、多くの人命を奪ってしまう
まさに、フランス VS アイエスとの報復合戦の背景には、親兄弟、そして親戚・友人の
命を奪った!という強い憎しみが込められており、文字通り、これが本当の“遺恨”だ
日韓戦といった生易しいものでない。もう取り返しはつかない・・・遺恨の泥仕合
やられたらやりかえす!日本(人)もその対象だ
呑気に海外旅行などにでかけている場合じゃない!
しばらくは、モナリザなど見に出かけないほうがいい・・・