濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

下町の粋人逝く・・・

2016年03月08日 | ひとりごと・・

浅草の仲見世で約120年続く老舗「荒井文扇堂」の四代目店主 荒井修さんが亡くなった
まだ67歳という若さ・・・文扇堂さんといえば「舞扇」、つまり扇子のお店

玉三郎さんをはじめ、十八代目中村勘三郎さん、十代目坂東三津五郎さんとも親交が深く、
浅草で行われた歌舞伎「平成中村座」の公演にも大きく貢献された方だ



一見すると近寄りがたい風貌をされているが、気さくで気配りの絶えない方だった
色川の大将についで、また下町の粋人が天に召されてしまった

ずいぶん昔のことだけど、一度だけ、観音裏にある荒井さんの仕事場を訪ねたことがある
色川の仲間で「揃い半纏」をつくろう!ということになり、大将の名代で相談に伺った
その後も、色川でお会いする機会もあり、いろんなことを教えていただいた

荒井さんが逝き、江戸の文化や伝統、そして風習や言葉など、懇切丁寧に教えてくれる
すこし口うるさい先輩たちが相次いで天に召されてしまった。本当に残念で悲しい

ただ、残念なのはこれだけではない
東MAXこと、東貴博にはガックリ!
下町の貴公子と呼ばれ、荒井さんにも大変お世話になっていたはず・・・

彼は、ニッポン放送の「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」で火曜日を担当している
番組中、荒井さんを偲び、お通夜の様子を話していた。ここまではよかった

そのあと、「粋な法被を着た頭(かしら)も大勢弔問にきてました」と、
オイラ、これまで“法被”を着た頭など会ったこともないし、見たこともない!
それを言うなら“半纏(はんてん)”まだまだ勉強が足りないね



荒井さんや色川の大将が生きてたら「バカ野郎!」と怒鳴られること間違いなし
まだ「バカ野郎」と言ってもらえるうちがハナってーもんだけど、
バカ野郎!!と言ってくれる先輩も少なくなったからね

早いもんで来週は色川の大将の三回忌法要が執り行われる

春の匂い

2016年03月08日 | ひとりごと・・

きょうの芝浦運河は気温も20℃越え!今朝、それを予感させるかのように東京湾沿岸は
濃い霧に包まれた。朝霧は気温上昇の前触れ!予報通り快晴!春というより初夏の陽気!
つくに座っているのがもったいない!!かなりの頻度で外に出ては日光浴を満喫中!!

さて、3月下旬~4月といえば、花見の時期、今年は暖冬なので桜の開花も早そう!
昔、桜といえば“入学式”だったけど、ちかごろは入学式まで待ってはくれない!
とはいえ、桜は、これからの新しい生活を祝ってくれているような気がする・・・

また、先週頃から、桜より一足早くハクモクレンの白い花が咲き始め、どこからか、
沈丁花の甘い香りが漂ってくる



ところで、会社でも話題になったけど、ハクモクレンとコブシとの違いがわからない!
そういうひとが多いことがわかった

そりゃそうだ!オイラもたまに勘違いして間違えることが多々ある
なにしろ、モクレンとコブシは同じモクレン科モクレン属に属する花だし、
簡単に言うとハクモクレンもコブシもモクレンという花の仲間ってーこと

今回は、モクレンとコブシを間違え、恥ずかしい思いをしないよう!
簡単なモクレンとコブシの見分け方を解説する!ポイントは4つ!!

1. 花の形
モクレンの花の形はチューリップのように半開きになっているが、コブシの花の形は
花が完全に開花している



2. 花の向き
モクレンの花は、花が上の方向へ向いて咲くのに対し、コブシの花は横向きに花が咲く



3.花びらの厚み
モクレンの花びらは厚く、コブシの花びらはモクレンと比べて薄く感じる



4.花びらの枚数
モクレンの花びらは9枚。コブシの花びらは6枚!



ということで、画像からモクレンとコブシの違いを発見してみよう!!
ヒントは、「花の形」「花の向き」「花びらの厚み」「花びらの枚数」

『参考』
モクレン
双子葉植物離弁花 落葉低木 モクレン科
紫色の花をつけるのがシモクレン。これに対して白い花をつけるのがハクモクレン
モクレンは、中国では高貴な花とされていて、日本でもかなり古い時代に入ってきた

コブシ
双子葉植物離弁花 落葉高木 モクレン科
だ冬枯れの風景の中で、春はもうすぐ!と告げるように華やかに咲きほこる
花びらとがく片が色も形も同じため、花びらが9枚あるように見える
北の地方には葉の大きい変種のキタコブシが生える
・・北国の春「♪コブシ咲く・・・」は“キタコブシ”



沈丁花(ジンチョウゲ)
双子葉植物離弁花 多年草 ジンチョウゲ科
まだ寒さの残る早春に春を知らせるように芳香(ほうこう)をただよわせる
花には花びらはない。花びらのようにみえるのは「がく」