ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

前畑 頑張れ!

2019-09-24 14:40:30 | 思い出


今、大河ドラマ「いだてん」では、1936年ベルリンオリンピックで金メダルを取った前畑秀子さんのことが描かれている。
日曜日の放送では、あの名文句「前畑、頑張れ!」が連呼されていた。


それを聞いて、思い出すのは娘が高校1年生の夏である。

娘が入学した高校は、当時夏休み前に鳥取で遠泳教室があるのが恒例だった。

6月ぐらいから、体育の時間は水泳の練習だった。
水着は中学時代の物でもいいというので、そのまま持たせた。

創立して間もない中学だったので、水着はスカイブルーで、ストラップは白。
随分オシャレだった。

それを着て授業に出たら、「その水着はダメ。」と言われて納得はいかないけど、学校措定の水着を買ってやった。

試着した娘を見てびっくり!
帽子は白で顎で蝶結びにするタイプ。

水着は、超昔のスクール水着。
よくもまぁ、こんな水着売ってたねぇ!

ねこ吉の脳裏に浮かんだのは、「前畑ガンバレ!」

「こんなダサい水着も珍しいね。」と試着した娘に言った覚えがある。

その水着は旧制女学校の時代から、
そのまま連綿と続いているようであった。

ねこ吉はカナヅチ。
娘は、辛うじて、25メートルが泳げる程度。

体育はお爺さん先生。
自分はプールサイドの椅子に座り、プールにカエルをほりこんで、「これを見て泳げ。」と言ったとか。

家庭科の時間に縫ったダサい紺のキュロットスカートを現地で穿かないといけないと、機嫌が悪かった。

出発前に、白い小判形の名前を書いた札が配られた。

「命札」というらしい。

「私、生きて帰って来られるやろか?」と半泣きで出発していった。

3日後、ケロッとして帰ってきた。

クラス全員、担任が来るのを待たずに夕食を食べ怒られたらしいけど。

娘は帰るなり、キュロットスカートを捨てていた。