ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

白内障手術体験記 その5

2020-03-09 15:32:05 | 日常のこと





(406号室から見えた風景。左はポートライナーの駅。)

今回の入院のため、三ノ宮までJRに乗った。
車内は空いていた。
たぬ吉と2人、シルバーシートに座った。

住吉からお爺さんが乗ってきた。
70代後半と思われる。

席は空いているのに、ねこ吉の前の吊革に両手でぶら下がり足踏みのようなことをしている。
マスクはしていない。

「アンタ、こむら返りにならへんか?」と聞いてきた。
「なりません。」

「え、ならへんの?筋力強いなぁ。」

「そんなことはありません」
ねこ吉に筋力なんて無いよ。

「強いなぁ。ワシはこの運動をしないとこむら返りするねん。」

何なの!このお爺さん。
ねこ吉に喋りかけんといて。

しきりにピョンピョンやってたが、三ノ宮の手前で降りて行った。

ああ、難儀なお爺さん。

病院に着いて、409号室に案内された。
ドア側に先に1人入院していた。
カーテンで顔は判らないけど。

昼ご飯を食べている頃、隣のベットが騒がしくなった。

「おかえりィ〜。」「ただいま。」と訳の分からないやり取り。
どうも退院したけど、タクシー乗り場でトラブルがあって、再入院して来たようだ。

顔は判らないけど、何かを探してるらしい。
バリバリ、ガサガサ音がする。うるさい。

看護師さんが、入れ替わり立ち替わりやって来て、

「見つかった?」
「片付けるのを手伝おうか?」

どうも、荷物を一杯出しているらしい。

白内障患者ではなく、入院リピーターのようだ。
ハァハァ言っていて、パニックだとも言っている。

看護師さんの言うことと、その人の言うことが噛み合わない。
看護師さんの指示に従わない。

だんだん、ねこ吉は不安になって来た。

手術の時間になって、担当の看護師さんが呼びに来て、手術室に行く道すがら、

「隣の人、ずっと何かを探していて、ガサガサパタパタ埃っぽいです。何とかしてもらえないでしょうか?」と言ってみた。

「主任さんに相談します。」と言ってくれた。

手術を終えて出てきたら、

「お部屋を変わってもらいます。術後1時間の安静は406号室にいて下さい。」

と言われてホッとした。

ガサガサしてた人も、ちょっと静かになった頃、看護師さんが、ベットごと406号室に運んでくれた。
ねこ吉はテーブルをガラガラ引いて後ろからついて行った。

右目を手術したとき406号室だった。
今度は窓際なので、お日様さんさん。
ねこ吉は安心して安静にしていられる。

夕飯が来た。
何も期待はしていない。
昼飯で、ここのメニューは10年一日の如く同じだとわかった。
前回と同じく焼売以外残した。

同室の人2人は、皆静かな人。
向かいのベットの人は、消灯前からイビキをかいて寝ていた。
隣のベットは空いていた。

朝、洗面所に行ったら、隣のベットは塞がっていた。いつの間に?

朝食が運ばれてきたとき、「避難してきた人やね。」と言う声が聞こえた。

409号室に、もう一人白内障の手術を受けた人がいた。ねこ吉は自分のことで手一杯だったけど、辛抱強い人がいると思っていた。
どうも、たまりかねて夜中にやって来たらしい。

そんなこんなの入院だった。

看護師さんも大変だな。
あの人は、ある意味「モンスターペイシェント」だと思う。

まだまだ目薬に振り回される日々。
新型コロナウイルスの感染者は、増える一方だ。







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