この映画を知ったのは3年ほど前のこと。
友人が「見たいけど見れないのよね」と言っていた映画です。
なにしろヨーロッパじゅうで発禁になったというのだから、それ聞いたらますます見たくなるよね。
どうやって入手したかは不明ですが、友人が入手してくれて友人宅で見ました。それが、
「美しき緑の星」
https://vimeo.com/162824634?fbclid=IwAR0Xw2yQ93hGdaUFyLDzSOhPcjteI6juJM6d8h4UE-sx9FzmERLwM8aykps
ものすごくシンプルなメッセージ性をもった映画です。
もっと自然に生きようよ。
これがなぜ発禁になったのか全く不明。
つまり、これが公開されることを恐れた人たちがいるということですね。
見てみたい、と思うでしょ。もちろん宣伝効果をねらって発禁にしたわけではなく、大真面目にこれが公開されることを恐れた人たちがいたようなのです。
謎は深まるばかり。
ストーリーはシンプルで、コミカルです。
地球より3000年も進化している星の住人(フランス人に見えるが)の一人(女性)が、進化が遅れている地球に派遣されます。
この星からは、かつてイエスやバッハも地球に派遣されたそうです。イエスは殺されてしまったけど。
地球に派遣された女性は、そこで地球独特の奇妙なものや風習にであい、彼女と出会った人たちは、本来の自分に目覚めていくというストーリー。
彼女の目線で見ると、地球で起きていることは奇妙なことばかり。
排気ガスをまき散らす自動車や会社勤めのサラリーマン、喧嘩ばかりしている家族に嘘つきの政治家や医者など。
それらを非常にコミカルに描きながら(笑える!)、見る者に現代という社会のありように疑問を抱かせ、覚醒することを促す。
そういう映画です。
一部には、これはスピリチュアリズムの映画でアセンションがどうの、といっている人たちもいるようですが、そういうのと関係なく、
とにかくシンプルで面白い映画です。
未来人たちは地球と似た星の草原で暮らしています。
部族(のような集団)で草原で暮らし、家はなく、夜も草原で眠ります。そして、子どもたちはみんなで育てます。
この人たち、テレパシー能力を持っていて、距離と時間を超えてどこにでも行くことができ、どことでも通信することができるのですね。
だから、地球にイエスを派遣したけど殺されてしまった・・のです。
地球て何て野蛮で遅れた星なんだ!
でも、地球人たち一人ひとりは愛すべき存在でいとおしい、という風にも描かれています。
なんかね、見ていると、人間、こんなふうでいいんだなあ、と思えてきて、すごくリラックスできます。
コロナ騒動の最中なので、特にそう思うのかもしれないけど、もっとシンプルに生きようよ、そうすれば、地球もあの星と同じように「美しき緑の星」になれるよ、と教えてくれます。
この映画を作った人、コリーヌ・セロー監督のインタビューもぜひご覧になってください。
https://www.youtube.com/watch?v=tmmBcdh7v0A
こちらは映画の解説です。
https://sonkyo-zine.com/belle-verte/
外出自粛で退屈しているあなた、この機会にご覧になってはいかがでしょうか。
(猫もシンプルにゃ)