新緑の美しい季節になってきました。
去年の今頃、友人と公園でピクニックをしたなあ・・と思い出しました。
桜の季節はもう終わっていたけど、たまにはピクニックもいいよねとお弁当持参で新緑の中で半日過ごしました。
まるで体じゅうが緑に染まり、日差しをたっぷり浴びた植物になった気がしたものです。その夜、新緑に囲まれている夢まで見ました。
今年はコロナのせいで外出自粛とかいって、外に出るな、のオンパレードですが、でもね、天気のいい日には外に出ようよ。
太陽の光をあびないとビタミンDが欠乏します。ビタミンDはカルシウムの吸収に必要なので、私のような骨粗鬆症の人には必須ビタミンです。
そればかりじゃなくて、外に出たり、人と会ったりしないと、だんだん鬱気味になってきますね。
一方で、このゆったりとした時間は貴重でもあります。
私は元来一人でいるのが好きです。一人でいれば安全だし、寂しいと思うこともあまりないのですが、たまには人に会いたい。
日本語レッスンも最近はオンラインでするようになりました。
オンラインはちょっと会話がずれるし、やっぱり生とは違うけど、それでも顔を見ながら話ができるのはありがたい。
SNSもさかんで、毎日誰かと交信しています。
それでも、やっぱり、生がいいよね、と思う。
直に人に会うことって、こんなに大事だったんだ、と改めて思っています。
とはいえ、なかなか直に会えなくなっている。こりゃどうしたことか。
このひと月ほどの間で、直に会った人、確実に8割減です。
「外に出るな」「家にいろ」の掛け声がすごいからね。
でも、思うのですが、医療現場は確かに大変かもしれないし、岡江久美子さんのように突然亡くなる人、自宅待機中に亡くなってしまう人もいるかもしれないけど、
この世界規模の外出規制って、本当に役に立つのか?
ともどこかで感じています。
なぜなら、新型コロナが流行して以来、他の病気はどうなっちゃったの?
と非常に疑問に感じるからです。
年間の病死者の数は、新型コロナどころの騒ぎじゃない。
以下の図は「In Deep」というブログから拝借したものですが、
これを見ると、2016年に世界じゅうで心臓血管病で亡くなった人の数は1765万人にものぼります。一方、新型コロナの死者数は2020年4月時点で18万人。交通事故死の134万人より少ない。
詳しくは「In Deep」をご覧になっていただきたいのですが、
この記事を書いている岡氏は世界規模での外出自粛は人々の命を脅かすものだ、とも言っています。
なぜなら世界的なパンデミックのせいで、今や世界規模での食糧危機が迫っているからだ、というのです。
今、私たちがこうして平和にのどかに暮らしていられるのも、様々な国から食糧を輸入しているおかげであり、様々な国々で働く人たちに依存しているからでもあります。
日本はもとより、世界中の食糧生産者、流通に携わる人々・・いろいろな人たちのおかげで、私たちの暮らしが成り立っているわけで、
そこに襲い掛かってきたのが、今回のパンデミック。
この結果はいずれじわじわと私たちの生活に影響を及ぼしてくると思われます。
外出規制が新型コロナ封じ込めに本当に有効なのかどうか、私にはよくわかりませんが(だから自粛していますが)、これは今後の世界のありようを大きく変える出来事であるには違いないと思います。
新型コロナ、今後も注視していきたいと思います。
というわけで、人には会わないけど、公園の木々や花々には毎日会いにでかけています。
皆さん、
外に出て、日を浴びて、散歩しましょう!
(おいらもお外出たいにゃ)