「シャーロック」の脚本家スティーヴン・モファットの新しいドラマがNetflixで配信されました。
「インサイドマンー囚われた者ー」
ミニシリーズで4話完結です。
これねえ、面白いかといえば、けっこう面白い。でも、賛否が分かれるドラマだと思います。
登場人物たちが酷すぎるので、ちょっとアホらしくなって中断したりしながらも、ほぼ一気見でした。
最後まで見ると伏線回収の爽快感があって、なるほどねえ、そう来たか、と思えるので、
それが好きな人にはお勧めです。
何しろ、今回の名探偵は死刑囚。
主演は「スーパーノヴァ」のスタンリー・トゥイッチ。同じく死刑囚の相棒が面会の際に同席します。彼は記憶の天才でレコーダー代わりに同席するのですが、この二人がすごくいい。
シャーロックとワトソンですね。
今回のストーリーは完結したのですが、続きがありそうで、今後もこの二人が名探偵役で登場するシリーズになるかと思われます。
次回も、たぶん観ると思う。
でも「シャーロック」ほどは惹かれない、そういうドラマです。
イギリス特有の皮肉とひねくれたユーモアが随処にあって、そういうのが好きじゃない人には向きません。
茶番劇、あるいはドタバタ喜劇だと思って観るのがいいかと。
実によく練られたストーリーで、さすがスティーヴン・モファットです。
もう少し毒気が少ないほうが私は好きかも。
それにしても、スタンリー・トゥイッチっていい俳優だなあ。