ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

眺める、という幸せ。

2022-11-05 11:15:51 | 散歩

新しく買ったニューバランスのスニーカーで慣らし歩きを始めました。

外来受診では、まだ30分以上歩かないようにと言われたのですが、

筋肉も落ちてきたので、少しずつ歩く距離を延ばそうかと思っています。

幸い、近所に手頃な公園があり、自宅から出発して公園を一周すると大体30分くらいです。

半分歩いてベンチで休憩します。

先日、何気なく公園の芝生を眺めていたら、

若い男性3人が芝生の上でさかんにステップやら廻し蹴りやら宙返りやら、

ダンスなのか、格闘技なのか、それとも体操の練習なのか、とにかくすごく楽しそうです。

面白くて見入っていました。

中の一人がすごく上手でね、空中でくるりと一回転するのですよ。

それはもう見事に。

他の二人はちょっと下手で、それでも一生懸命空中回転に挑んでいます。

頑張れ、ほら、もう少しだよ、そうそう、その調子!

と見ている側もつい熱が入ってしまいました。

気がつくとけっこう長い間彼らに見入っていました。

よく晴れた日で、公園の銀杏も色づき始め、気持ちのいい日です。

何だかとても幸せな気分になり、すごく満足して帰りました。

入院中に小さな窓の向こうに飛行機たちを見つけた時も、同じような幸せを感じました。

幸せって、すごく身近なところにあるのだなあ、

その気になればいくらでも見つけることができるのだなあ、

と思ったことです。

「眺める幸せ」が、最近のマイブームです。

ポイントはお天気かも。

天気さえよければ上機嫌、

て、とても単純だけど、真実です。

次回は、曇天または雨の日の小さな幸せを見つけよう、と思っています。

 

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「一汁一菜でよいという提案」土井善晴著⑵

2022-11-01 14:08:31 | 

前回、「一汁一菜でよいという提案」土井善晴著

について書きました。

この本には、更にこういう記述もあって驚きました。

「慎ましい暮らしは大事の備え」

日々の暮らしというのは、毎日同じことの繰り返しだからこそ、気づくことがたくさんある・・

喜びとなる気づきもありますが、他から紛れ込んできたものに気づくこともできる、というのです。

「大事が起こる前の小さな気配を見逃さない」ようになるというのです。

「千と千尋の神隠し」で湯婆婆が、

「ん?なんだろうね。なんか来たね。雨に紛れてろくでもないものが紛れ込んだかな?」

とカオナシが入り込んできたことを察知するシーンがありますが、あの感覚ですね。

湯婆婆は魔女なので感覚が鋭いのですが、実は私たちの誰もがこうした直観を持っているのだと思います。

それがメディアなどの強い刺激により、日常の小さな変化に気づかないほど鈍化している。

鈍化した感性を取り戻すには、まず日常を淡々と暮らすこと、同じことの繰り返しを丁寧に続けることが大事だと土井善晴氏はいいます。

自分自身を大切にしたいと思うなら、丁寧に生きることだといいます。

これって、「波動」を上げることに通じるのではないかと思いました。

恐れや不安、物欲や刺激に満ちたものは波動が低く、穏やかでリラックスした時に波動が上がる。

波動を上げることにより「引き寄せの法則」の効果が上がる、というあの「波動」です。

人間の身体もモノもすべては素粒子で出来ていて、素粒子は常に振動しています。

波動が低い状態というのは、この素粒子の振動数が低く、波動が高い状態というのは、振動数が高い状態だそうです。

そして、互いに同じ振動数を持つもの同士が引き寄せあうので、振動数を高く保つ(波動を上げる)と振動数の高いものが引き寄せられる、そういう仕組みになっているそうです。

「類は友を呼ぶ」という現象もこれですね。

すべての人やモノはこの波動(素粒子の振動数)で繋がっているからこそ、リラックスした心地よい状態でいるとき、日常の中の小さな変化にも気づくことができる、というわけ。

大地震や災害、あるいは大病の前触れに気づくばかりでなく、

日常のちょっとした変化に気づくことができれば、

私たちの暮らしはもっと豊かで楽しいものになるのではないか。

とりあえず、テレビを消してみよう、と思っています。

入院中はほとんどテレビを見ずに過ごしたので(たまに見たけど)、あのベッド上で日がな一日過ごした時間というのは実に貴重な時間だったのだ、と今更ながらに思っています。

たまに入院するのも悪くない、と入院生活を振り返っては思います。

また一カ月入院するのはちょっと嫌だけどね。

 

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