歯科の学術用語ですが「咬合高径」という言葉があります
「咬合」とは噛み合うことでその高さを「咬合高径」と言います
口を閉じると上下の歯が噛み合う位置で顎は止まります
歯がすり減ったり、なくなったりすると「咬合高径」が低くなってしまいます
そうすると下顎は蝶番運動をしているので前方に突き出される状態になり、顔の高さも短くなります
必然的に皮膚が余るのでシワが増えます
また、しっかり噛めないことにより顔の筋肉も減少し、顔全体の皮膚が弛んできます
年配の方で入れ歯や歯が削れてしまっている多く方がこの状態になってしまっています
それを防ぐにはしっかり噛める歯を維持することが大切です
そのためには、
1、今ある歯が削れないように歯軋りがある方はマウスピースなどで保護をする
2、プラスチックや樹脂など簡単に削れてしまう素材で歯を治さない
3、歯がないところは歯を入れる、噛み合っていない歯は矯正してしっかり噛み合わせて歯の削れる場所を集中させない
などがポイントになってきます
「咬合高径」を守って、若々しい口元をいつまでも維持しましょう