先日は所属している愛知学院大学歯学部インプラント科の研修会でした。写真にもあるように服部教授による「新たな素材が歯科医療を変える」といったテーマで最近NHKでも放映されたポリプロピレンについての講演でした。樹脂系の歯科材料はいろいろありますがその中でも安価で丈夫な素材として今注目の素材です。
もちろんどの素材でもいえることですが利点欠点があるのでどういった用途に向いているのかは今研究中ですが、すでに大学では患者さんに使用して成果をあげている素材です。
被せものや入れ歯などに使用でき、今までの樹脂に比べて物性が高いわりにはコストを抑えて制作できるのが利点です。
特に弾性が高いため、入れ歯のバネや歯の中の土台に使用するのがもっとも適しているとのことでした。
服部教授のいわれるように素材によって治療概念が変わることが時折あるのですがそれにあわせて歯科医師としても感覚を変えて行く必要が常にありそうです