サイトウ歯科 院長ブログ

西宮市門戸厄神駅前「サイトウ歯科」の院長が歯科に関する記事を綴っています www.saitodental.jp

後悔しない歯科治療とは?

2022-08-30 15:41:10 | 歯科

今月の週刊ダイアモンドで歯科治療の特集していたので読んでみました

よく週刊誌で悪徳歯科医を叩く記事はよく見るのですが、今回読んでみると患者さんの安易な歯科選びに警鐘を鳴らす内容となっていて

いつも僕が患者さんやブログで書いている内容に近くて面白い内容でした

「歯を残す信仰が不幸をもたらす」、、、、悪い歯を残して将来問題が大きくなって困るのは当たり前です

「抜かない歯医者がいい歯医者ーでは絶対にない」、、、、口腔外科医は命を救うために歯を毎日抜いています 

「できますよ よりも良心的な一言は それはできません」、、、、抜歯せずに全ての歯並びを治せますなんてことは口が裂けても言えません

「でっ歯が治った! 矯正前後の写真に惑われない」、、、、インターネットの写真やクチコミは半分はヤラセです

などなど、、、なかなか良いところをついていると思います

ではどうしたら安心してインプラント治療や矯正治療を受けることができるのでしょう?

今週も私は名古屋のスタディーグループでしっかり勉強して患者さんに安心して治療を受けてもらえるように頑張っている

学会の専門医を目指す先生の指導に行ってきます、、、


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矯正治療中も素敵な笑顔で

2022-08-16 17:04:46 | 歯列矯正

日本臨床矯正歯科医会で「第18回ブレーススマイルコンテスト」が開催されています

矯正治療中の素敵な笑顔を写真に撮って応募しましょう

最優秀賞は10万円、優秀賞5万円、大会賞3万円、入賞者にはQUOカードが!

ブレーススマイルコンテストなのでマウスピース矯正の方は応募できません

応募は日本臨床矯正歯科医会のホームページ

https://www.jpao.jp/smile/ 

からできます 締切は2022年8月31日(水)まで 急いで!

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なぜ歯の根の治療は上手くいかないのか?

2022-08-02 08:36:45 | 歯科

先週は母校の愛知学院大学歯学部のセミナーにwebで参加していました

今回は歯内治療学講座の諸富先生が演者で歯内治療の新材料の開発のお話でした

まず最初に歯内治療とは何かですが、歯が痛くなって歯医者に行くと「歯の神経を取りますね」と言われます

あるいは神経をとった歯がしばらくして痛くなったり腫れてきて歯医者に行くと「歯の根の先が膿んでますね」と言われます

これらの治療を歯内治療と呼びます

ところがこれがなかなか上手くいかないのです

そのわけは諸富先生曰く「近年、生物学的 研究の進展やコーンビーム CT、歯科用マイクロスコープ、そして Ni-Ti ファイル等 の機器・器材の発展と普及により、根管治療の確実性と効率化が向上しつつある と言われます。しかし、今でもなお根管治療は高頻度歯科治療の中でも特に再発 率の高い疾患であるとされ、本邦では抜髄根管の 1/2 以上が再治療の対象となっ ていることが報告されています。」とのこと

そしてその原因は「多くの根管は側枝や根尖分岐、イス マス、フィンなど複雑な解剖学的形態を有しており、根管形成用器具を用いた機械 的な形成が可能な範囲は根管系の 60〜80%程度とされています。また、狭くて 暗く、多様な微生物が多数存在する口腔内で、ほぼ直視不可能な根管内を適切に 処置することは容易なことではありません。」
とのこと

要約すると歯の神経の入っている管は複雑な形をしているので完全に取り除くことは難しくどうしても治療しても悪くなることが避けられないことが多いということです

なのでダメになった神経を取り除いた後、もう一度神経を再生させる薬を現在開発中とのことです

歯の根の治療がうまくいかず最終的に歯を抜かないといけないケースが結構あり、歯医者としては敗北感を感じます

なのでこの薬ができると患者さんの歯の寿命は一気に伸びるので、ぜひ開発がうまく行くことを切に願います


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