今日はまた新素材の話です
最近ジルコニアを使って歯を直す機会が増えてきました
ジルコニアとはジルコニウムを酸化させた化合物でセラミックの一種で人工ダイヤなどにも使われています
写真では真ん中のはは金属で治療していますがその両側の被せ物と詰め物がジルコニアになります
健康保険で白い被せ物はすべてプラスチック(レジン)なので変色したり削れたりするのでセラミックを使用していましたが、
奥歯などに使用すると割れたり、欠けたりすることが時々あります
それに比べてジルコニアは審美性はセラミックに比べて劣るもののお口の中で使える白い素材としては最も丈夫で耐久性があります
そしてそのジルコニアにも単色で白っぽいが強度が高いものから、グラデーションがついてより見かけが自然なものまで色々と種類がでてきました
当院では前歯のような見かけが重要視されるtころはセラミックで治療していますが、力のかかる奥歯はなるべくジルコニアで治療をすることをお勧めしています
また、ジルコニアは金属アレルギーの心配がありません
30年ほどまえですが、金属アレルギーがひどい患者さんが来院され、当時はジルコニアがまだなかったので、
当時は金属アレルギーの可能性の低いチタン で治療しました
幸い金属アレルギーは治りましたが、多くの歯が金属色でした
ジルコニアで治療するたびにそれを思いだします