11月は第63回 AAID アメリカインプラント学会に参加するためフロリダに行ってきました。
フロリダは今の季節でもさすがに暖かくとても過ごしやすいいい気候でした。
ただ現地までおおよそ20時間かかるので5日お休みを頂いても学会参加は2日半しかできませのでとんぼ返りです。
ただ、アメリカの歯科医も国内といえどもアメリカは広いので10時間ぐらいかけてきている方もいます。
そこまで時間をかけて学会に来る目的はやはり学会認定の資格です。
アソシエイトフェロー、アメリカンボード、フェローと段階を追って資格を取得することによって患者さんからの評価を得ることができます。
日本だと歯科医師の資格の広告は禁じられています。
でもインターネット上ではは一流の歯科医師だらけですね(笑)
そういった資格に対する法整備がアメリカはしっかりしているため患者さんは技術を持つ歯科医を簡単に見つけることができます。
日本も早くそうなってくるといいですね。
10月は日本口腔インプラント学会の専門医技術向上講習会(千里ライフセンター)に参加してきました。
テーマは「インプラント治療の長期安定性を得る為に」です。
インプラント治療自体は多少手技に問題があっても3年程は症状はでてきません。
また、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)になっても患者さんに自覚症状は生じません。
しかし、顎の骨が吸収し将来的に問題が起きるケースが少なくありません。
安易にインプラント治療を行う歯科医師とそれを受ける患者さんに警鐘を鳴らすような講演内容が多かったです。
しかし、ドクターサイドだけでなく患者さんにもインプラント治療に体する長期的視点を持っていただきたいところです。
要するになんともなくても検診には来てください!ということです