先日のインプラント学会のトピックの続きです
学会で倫理セミナーを視聴しました
現在での歯科用インプラントとそれにまつわる歯科用材料についての薬事規制と適正使用についてのお話でした
要するに皆さんのお口に使っているインプラントの安全性のお話です
ときどき患者さんから「先生、インプラントがすごく安いクリニックをネットで見かけるのですがあれはどうなんでしょう?」と聞かれます
実は日本の薬事規制をクリアした製品を使用した場合、そんなに安い価格でインプラント治療を行うと赤字になってしまいます
そこで海外製品や海外の学会で直接安く買い付けたインプラントを使用し、安く提供している先生もいるそうです
これだけ聞くと患者さんにインプラント治療を安く提供するために努力しているいい先生に聞こえます
ところが今回のセミナーで日本の薬事規制について詳しく話を聞いていると色々問題点が見えてきました
日本の薬事規制をクリアすしている製品の場合、安全性はもちろんのこと、もし何かあった時にメーカーや国の保証を受けることができます
ところが薬事規制を受けていない、使用目的が違う、個人輸入したなどのインプラントは保証がないということいなってしまいます
同じメーカーの同じ商品でも個人輸入の場合は保証がありません
インプラントは入れてから長く使用するのでトラブルがでたときにアフターケアが受けれる状態にしておくことが大切とのことでした