
前回は歯並びや噛み合わせが悪い方は歯列矯正で噛み合わせを治すことが歯の長持ちにつながるというお話をしました
では若い頃に噛み合わせを治せばあとはもう安心と思った方も多いと思いますが
その後の虫歯の治療のやり方によって噛み合わせが変わってくる可能性があります
最近、歯の詰め物は金属ではなくレジンという樹脂で詰めることが健康保険内の治療では普通になってきていますが
実はこのレジンという材料は金属と違って削れていってしまいます
耐久性が上がったとはいえ金属と比較すると圧倒的に削れていきます
最近そのレジンの削れたところに噛み合わせる反対の歯が伸びてきて噛み合わせがガタガタになっている患者さんを多く見かけるようになりました
プラスチックであるレジンと金属では耐久力が全く異なるのですが見かけは白く、しかも保険で安く治療できるレジンが人気です
でも10年、20年後のことを考えると毎日金属のフォークとプラスチックのフォークを使えばどうなるか想像すれば
結果は明らかです
歯の詰め物一つにしても少しでも長持ちするものを詰めた方が歯が長持ちすることは明白です