サイトウ歯科 院長ブログ

西宮市門戸厄神駅前「サイトウ歯科」の院長が歯科に関する記事を綴っています www.saitodental.jp

チャレンジ成功を祈って

2024-01-22 10:41:07 | インプラント治療


アメリカインプラント学会の専門医試験は、筆記試験を突破した後、口頭試問が待ち構えています。

この口頭試問では、5つの臨床症例のデータを即座に診断し、治療計画や手順を論理的に説明する必要があります。

次回の厳しい試験にチャレンジする受験者の先生方が成功するよう試験トレーニングプログラムのお手伝いをしてきました

このプログラムを終える頃には参加者の歯科医師の先生は、今までのインプラント治療に関する知識を実践的な知恵に変え、

試験に合格する際には、インプラント治療水準を国際的に通用する高いレベルに引き上げることができるでしょう。

ちなみに写真は人気の名古屋名物「ぴよりん」の限定バージョンでこの軟らかいプリンをお家まで無事に持って変えることを「ぴよりんチャレンジ」というそうです


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インプラントはインプラント専門医じゃない方がいい?

2023-08-16 09:37:58 | インプラント治療

ネットでインプラントについて書いてある記事が目につきました

「インプラントの治療はお口の中を全体的に診断し直す必要があるのでインプラント専門医が必ずしもいいとは限りません」とのこと

??? どういうこと?

自分はインプラント指導医でこれからインプラント専門医を取得しようとする先生の症例のチェックをしています

学会の専門医試験の診査は厳しく、インプラント以外の部分の悪い部分を放置しているような症例や噛み合わせが悪いまま治療しているようなケースは

受け付けてもらえません

日本インプラント学会だけでなくアメリカインプラント学会ではもっと厳しく、インプララント治療がうまくいっていても

レントゲンで根の先の膿が溜まっているような部分があると必ず指摘されます

お口の中を総合的に治療できる実力をチェックされるわけです

たぶん、この記事を書いたひとはインプラント治療に疎いか歯科関係ではなくただのまとめ記事を書いているライターと思われます

テレビCMやネット記事のまとめサイトを鵜呑みにせず、学会の公式ホームページから情報を収集するようにしてください

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新築!愛知インプラントインスティチュート

2023-08-08 18:38:47 | インプラント治療

週末はアメリカインプラント学会試験対策のお手伝いに愛知インプラントインスティチュートに行ってきました

長い間お世話になっていた研修会場が新しくなり気分も上がります

ただ、、、名古屋は暑い、、、、

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インプラントのフラップレス手術は安全で痛くない?!

2022-11-30 17:43:11 | インプラント治療

ネットでインプラント治療に関する記事を見てちょっと気になったのでコメントを、、、

インプラントの手術方法として通常は歯肉を切ってフラップ(歯肉の開いた弁)を作り、骨を露出させてインプラントを埋入して再度傷を縫い合わせます

歯周病の手術なども同じ手順で、とにかく歯肉を切開して開くことをフラップ手術と呼びます

ところがネット上だと

「切開したり縫ったりしなくても歯茎の上からインプラントを埋入すれば出血や痛みも少ないですよ!それが最新の治療ですよ!」

などと書いてあります なんか良さそうに思いますよね

でも、歯肉の上から穴を開けてインプラントを入れれば手術の後、歯肉に穴が開いています

そこから感染の危険性がありインプラントの成功率は下がります

フラップ手術は後で傷口を閉じるので感染の危険は逆に少ないです

痛みは歯茎を切るか穴を開けるかの違いなのであまり変わりません

出血は縫った方が止めやすい場合もあります

フラップレス手術を否定もしませんが万能ではありません

何か一つの治療法を宣伝している場合、その欠点については書いてないことが多いです

そしてそういった偏った治療方法を宣伝している歯科医師は基本的なことがわかっていないのか

分かっていて偏った治療を勧めているのかどちらにしろ良くないことだと思います

ネット記事は鵜呑みにしないように気をつけましょう





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ラジオでインプラント

2022-11-22 15:27:19 | インプラント治療

KISS FMの番組でデンタルヘルスについての取材を受け、インプラントについてお話ししてきました

やはりインプラント治療についてまだまだ知らない人や誤解が多いとのことで

インプラント治療について正しい情報を得るなら日本口腔インプラント学会のサイトを見てほしいこと

https://min-implant.jp

どこの歯科医院がいいのか迷った時は学会の専門医指導医の名簿が参考になることなど

https://www.shika-implant.org/list/

いいインプラント医を探している患者さんと日頃から頑張って勉強している先生がうまくマッチングすればいいですね

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待望の国内初認定!骨を作る為の膜

2022-07-19 15:17:05 | インプラント治療

前回に引き続きインプラント治療のための新材料のお話です

基本的に皆さん歯を抜きたくないですよね

特に痛みや症状がなければなおさらですよね

歯周病でグラグラになって患者さんが諦める時には歯の周囲の骨はほぼなくなってきています

そして入れ歯やブリッジは避けたいとの思いでインプラントを希望されるのですが

インプラントを入れるためにはしっかりした骨が必要です

その骨を作る手術を骨再生誘導手術、通称GBR法と言います

顎の骨の上に人工の骨や骨を移植するのですが、そのままだと歯ぐきなどの組織が入り込んできて骨になりません

骨の方が再生スピードが遅いので骨ができるまで他の組織が入り込まないように膜で遮断する必要があります

この膜のことをメンブレンと呼びかなりの種類がありますが厚労省の認可のインプラント治療の膜はありませんでした

今年になってとうとう登場しました!上記の写真のハニカムメンブレン です

メンブレンにはレーザーで開けた極小の穴が開いており他の組織は入り込めませんが

骨の再生に必要な栄養素は通過できるようになっています

しかもチタン製なのでアレルギーや感染のリスクが少なく今までの膜の欠点を改良したものになります

30年待ってやっとこれで認可済みのインプラント製品のラインナップがやっと揃いました






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新しくインプラント治療に認可された人工骨

2022-07-17 11:29:59 | インプラント治療

新しいインプラント治療用の人工骨が厚生省の認可され販売されました

今までの人工骨は粉末状だったので骨が凹んでいる部分に詰めるのには問題ないのですが

立体的に骨を作る場合はバラバラと崩れるためとても苦労しました

今回の骨はコラーゲン繊維でスポンジのような形態をしているため高さや骨の幅が欲しい場合

かなり扱いやすいとのこと、、

手間が減ることにより手術時間を短くできますし母校の口腔外科でもすでに使用されており

臨床成績も良いとの情報を得たので早速当院でも使用していきます


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歯を抜いたらインプラントをすぐ入れたほうがいい?

2022-03-15 19:07:31 | インプラント治療

ある患者さんが言っていました

「先生、前の歯医者の先生が『歯を抜いたところにインプラントを考えているならすぐにとりかかりましょう』と言われて

なんか歯を抜いてすぐにインプラントを入れようとする先生ってお金儲けな感じがしてこちらにきました』

、、、、、、それは誤解かもしれません

よくネットで歯を抜いてすぐにインプラントを薦める先生は儲けたい気持ちだけでインプラントを薦めているので

やめたほうがいいとか書いてありますが、少なくともそれを書いている人はインプラントの知識はありません

理由は、日本口腔インプラント学会の治療指針よりインプラントの埋入時期についての記載があります

1)待時埋入(通常埋入)
抜歯窩が治癒した状態でインプラント体を埋入することをいう.
2)早期埋入
抜歯窩が治癒する以前にインプラント体を埋入することをいう.
3)即時埋入
抜歯あるいはインプラント体除去と同時にインプラント体を埋入することを即時埋入という.

この三つの埋入時期があり、どの時期にインプラントを入れるかはケースバイケースです。

十分骨が治るのを待ったほうがいい場合、待っていると骨がなくなってしまう場合、

骨が治るのを待つ必要がなくて一回の手術で抜歯をインプラントと同時にできる場合

それぞれ状況によって最適な方法を考えなければいけないのです

もし、歯科医に抜歯後すぐにインプラントをすすめられたら

なぜインプラントを早く入れないといけないのか一度その先生に理由を聞いてみましょう

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インプラント治療には血液検査が必須

2022-01-19 10:32:50 | インプラント治療

先日、インプラント治療にはCT検査が必要とお話ししましたが

実際にはそれだけではなく他の精密検査も必要です

例えば血液検査で糖尿病がみつかったとします

糖尿病はインプラント治療の成否だけでなく治療後の予後にも影響します

これもCTと同じく現在の医療水準からすると、インプラント治療においての血液検査は必須だと思われます

全身的な健康状態はインプラントに限らず、歯周病にも影響があります

日頃から健康診断を受けておくことがお口の健康を守る上でとても大切です


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インプラン手術にはCTが必須

2022-01-17 09:37:27 | インプラント治療

産経新聞によると、滋賀県草津市の歯科医院でインプラント手術により神経を損傷を受けたとして損害賠償を求めた起訴の判決で

大津地裁裁判長は治療前にCTを撮影し神経の位置を確認することをおこたったとして歯科の過失を認め支払いを命じました

僕が開業した25年前はCTを持っていなかったので(今は当院でCT撮影を行なっております)

CTを整形外科の先生に依頼して撮影してもらい神経の位置を確認していました

そのときそのCT分析ソフト会社の人に兵庫県でCTによる診断をしてインプラント治療をしている4番目の歯科医だと教えてもらいました

当時、インプラント治療のためにCTを撮影し診断することのほうが珍しく

患者さんに「歯の治療にそこまでするのは大袈裟ではないですか?』と言われることもありました

しかし今回の判例をみてわかるように現在の医療水準からするとインプラント治療においてCTは

安全にインプラント治療を受けていただくには必須ということになったというこです



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