9月に入って成人矯正学会認定医プログラムが始まりました。
今回は第一回で総論でした。30年あまり矯正治療に携わってそれなりに勉強をしてきたのですが、もう一度知識を整理することと、
最新の治療技術を身につけて患者様に還元するため2年間ほど休みが不規則になりますがお許しください。
今回の講義の中で100年前に矯正する時に抜歯するかしないかで論争があり結局抜歯しなければ無理に歯を並べてもまた歯並びが安定せずに
壊れてしまう症例がでてきたため歯をぬいたほうがいい方は抜いた方がいいと結論がでているというお話がありました。
加えて、哺乳類はもともと44本永久歯があり、現在の32本まで進化の過程で歯が減ってきているので顎のサイズが進化に伴って小さくなっているのに
歯の本数を無理に並べる方が問題であるという話がありました。
それらを根拠にして抜歯が必要な患者さんに対して説明してあげてくださいとのことでした。