サイトウ歯科 院長ブログ

西宮市門戸厄神駅前「サイトウ歯科」の院長が歯科に関する記事を綴っています www.saitodental.jp

本当のインプラント治療について 愛知インプラントセンター

2007-06-25 12:17:22 | インプラント治療
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先週にひきつづき今週もインプラント関係の講習会でした。

今週は以前よりお世話になっている愛知インプラントセンターの講習に参加させていただくため名古屋に一泊しました。

愛知インプラントセンターは厚労省認定のインプラント研修センターでDr.堀田の講義を聞きに毎回多くのドクターが遠くから来られています。

こういった勉強会に参加し日頃から努力を惜しまないドクターの勉強熱心な様子を見ていると、こちらもモチベーションが上がります。

インプラントの技術はここ数年で飛躍的に進歩しましたが、未だ未知な部分もあり勉強のしがいがあるジャンルです。

しかも、日本の歯科雑誌やインターネットでもてはやされている技術がグローバルスタンダードではないことを、ここに来ていつも再認識させられます。

手に入りやすい情報が正しい事ではないことをたえず意識することはとても大切なことだとつくづく思います。


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インプラントの事故はどう防ぐ? 日本口腔インプラント学会教育講演

2007-06-18 12:31:43 | インプラント治療

今週も先週にひきつづき学会の教育講演を東京まで聞きにいってきましたのでインプンラント関係のトピックです。

今回の講演は福岡歯科大学咬合修復学講座口腔インプラント学会分野教授の松浦先生の「診察と検査」です。

講演内容は特に上顎洞の形態や病変の診察、また、偶発症の実例などをみせていただき、非常に勉強になりました。

そして、診断技術や手術技術がどんどんシステマテックになり、患者さんの負担は減っていく方向に向かっているにもかかわらず、より高い診断能力がドクターに求められていることと、例外的な事態が起きたときにはやはり最後はドクターの手技が物をいうということを痛感しました。

やはり日頃の勉強と鍛錬が一番大切ということですね。


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糖尿病と歯の関係 日本口腔インプラント学会 in 滋賀

2007-06-11 12:37:15 | 健康・病気
今週は学会の為、学会でのおすすめのトピックを一つご紹介します。

特別講演・市民公開講座で滋賀医科大学内科学講座の柏木教授による「トータルケアに入った糖尿病臨床」~糖尿病と歯科診療~が興味深かったので概略をレポートします。   

現在日本において糖尿病患者が急増しており、平成9年からの5年間で50万人、予備軍は200万人に増加しています。それにあわせてメタボリック症候群(いわゆる肥満)、高血圧、高脂血症を合併し、血管合併症(いわゆる心筋梗塞、動脈硬化など)を引き起こす結果となっています。

また糖尿病患者には歯周病が多く、糖尿病が歯周病を悪化させるだけでなく、歯周病が糖尿病を悪化させているメカニズムが少しづつ解明されてきています。

糖尿病管理と口腔疾患の治療をそれぞれ単独の疾患としてとらえず、歯科医と内科医の連携して治療にあたることの重要性がクローズアップされてきています。


、、、、と、ご存知の方もおられるとは思いますがお口の健康と身体の健康は密接な関係があり、歯周病の影響によって、低体重児出産、心内膜炎、肺炎、そして上記の糖尿病など全身に数々に疾患を引き起こしたり悪化させることがわかってきています。

しかし、残念ながら人間ドックや健康診断において歯周病検査を受ける機会は少ないようです。歯周病は自覚症状がないことが多いので最近歯科医院にいかれていない方はぜひ一度お口の健康診断を受ける事をお薦めします。



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