今日は山田、陳 両先生による床矯正装置のセミナーでした。
乳歯から永久歯に生え変わる時期にいつ矯正治療を始めるかは難しい問題です。
一般的に上顎が飛び出ている上顎前突は遅い時期でもいいと言われています。
それに対して下顎の飛び出ている下顎前突は早期の治療が必要とされています。
また、前歯が噛み合わない開咬という状態や軽い乱杭歯も早期治療が必要です。
そんな時、歯の表面に装置をつけるブラケットシステムはまだ使えないのでいろいろな装置が必要になってきます。
今回はその中でも人気の床矯正装置についての講義でした。
床矯正装置は入れ歯のように取り外しが可能な矯正装置でいろいろな歯並びを治すことができます。
そして、食事のときなどに外すことができるので快適なのですが、逆にあまり使ってもらえないと治療がすすまないどころが害になってしまう可能性もあることが欠点です。
当院でもムーシルドなど床矯正装置を使っていますがそのあたりが心配なので、可能であれば舌側弧線装置や急速拡大装置など取り外しが出来ない装置をなるべく使用しています。
その方が結果がしっかりでるので安心ですね。
マウスピース型の矯正装置のインビザラインも同じですがネットでいいことばかりが宣伝されているので欠点も知っておいていただきたいところです。
写真は築地本願寺で境内にあるカフェでの朝食です。
小皿が18皿あるのは阿弥陀仏が言った「本当に安心できる世界に、命あるものすべてを平等にうまれさせたい」という18番目の一番強い願いから来ているそうです。
誰にも負けないおはこのことを18番といいますがそれもこれが語源だそうです。
「歯科の勉強量だけは負けないようになろう」と思いながら「お寺ごはん」美味しくいただきました。