サイトウ歯科 院長ブログ

西宮市門戸厄神駅前「サイトウ歯科」の院長が歯科に関する記事を綴っています www.saitodental.jp

インプラントって骨に入れても大丈夫?

2019-05-22 17:55:21 | インプラント治療

時々インプラントのような異物を骨に入れても大丈夫なのか心配だという意見を患者さんからお聞きします。

当院ではインプラントに限らず歯科医療に使用する器具は樹脂を研磨する道具であれ、矯正治療用のワイヤーであれ

全て厚生労働省の認可され承認番号を得ているものを使用しています。

厚生労働省のボームページで医療品や医療機器についてこう書かれています「医薬品・医療機器等の有効性・安全性を確保するため、

「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」に基づき、

製造から販売、市販後の安全対策まで一貫した規制を行っています。」

国の認可したインプラントははみなさんの生命と健康にとって大丈夫ということです。

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インプラントも歯周病になります!

2019-05-22 10:21:17 | インプラント治療

今週末は名古屋の愛知インプラント研修会です。今回は愛知学院大学口腔病理学講座教授の前田先生の講義です。

インプラントがダメになる理由はいくつかありますがその一つにインプラント周囲炎というものがあります。

タイトルではインプラントも歯周病になりますと書いてますが実際には歯の周囲で炎症が起きるのが歯周病ですから

インプラントの周囲で炎症がおきるのはインプラント周囲炎という病名になります。

病理学的には歯周病とインプラント周囲炎はメカニズムは異なるのですが臨床的には歯ブラシを怠れば悪くなるのは同じ症状です。

インプラントだから絶対壊れないというものではなく、天然の歯と同じようにお手入れが大事ということです。

今回はどこでも食べることができるのですが名古屋発祥coco壱番屋のカレーを頂いて撤収です。

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歯周病は痛くない!

2019-05-21 15:10:46 | インプラント治療

東京での矯正セミナーが終わり新幹線で富士山を見ながら名古屋へ移動。母校の口腔病理学講座で学生実習です。

今回学生は初めて「炎症について」詳しく学びます。炎症のなかでもっとも大切なことは「急性炎症は症状が強く、慢性炎症は症状がほとんどない」ということです。

なぜこれが大切かというと患者さんは「痛みがなくなった=治った」と考えてしまいますがそうではないことを理解してもらわないと痛み出るまで病気は進行し続けます。

歯周病などは慢性炎症の状態になっているので歯茎から血がでる、たまに歯が浮いた感じがるする、程度の症状なので放置している患者さんが多く歯周病は重症化しがちです。

患者さんにまず「慢性炎症はほとんど症状がありません!」を理解してもらい腫れや痛みが引いても治療が必要なことを理解してもらうことがなによりも大切だといつも思います。

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チタンって歯科以外で多く使われている! 第8回成人矯正学会認定医プログラム in 東京

2019-05-20 19:03:24 | インプラント治療

今回の成人矯正学会のセミナーでは理工学の先生が素材について講義していただけました。話のメインはチタンという金属なのですがこの金属なかなか優秀です。

というのも、軽い、錆びない、曲げに強い、そしてなんといっても生体に優しい、金属アレルギーがほとんど報告がない!なので医療系では多く使われています。

しばらくは身体に使える硬質の生体材料としては不動でしょう!とのことでした。

残念ながら歯科においてお国の事情で保険外治療で少し使われているだけです。

ちなみに写真はフジテレビのビルの玉ですが海岸沿いで塩で錆びないように外壁がチタンできているそうです。下の写真の東京ビックサイトも外壁はチタンだそうです。

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日本口腔インプラント学会指導医取得!

2019-05-08 17:22:06 | インプラント治療

先日受けた日本口腔インプラント学会の試験に合格しました。

インプラント治療に携わって30年、多くの先生にお世話になり、患者様にも協力していただき、たどり着くことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

また、これでアメリカインプラント学会と日本口腔インプラント学会両方の指導医を取得しました。

そしてそれぞれの学会の治療指針をほぼ把握することができ、これがなによりも財産です。

というのも、最近雑誌やインターネットで歯科治療について色々と持論を展開されている歯科医師の先生がおられますが、

学会の治療指針やガイドラインから大幅にはずれた意見も多く見られます。

そういった個人の経験や考えだけで歯科治療を提供するのではなく、

科学的なデータに基づいた根拠(エビデンス)のある歯科治療を患者様に提供できるようこれからも日々精進していこうと思う次第です。

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矯正装置の種類  第7回成人矯正学会認定医プログラム in 東京

2019-05-07 13:00:03 | 歯列矯正

矯正装置には色々種類があります。歯の表面につける装置もあれば裏側につける装置もあります。

また素材も金属やセラミック、ジルコニアなど多種多様でそれぞれの理論にもとづいて設計されています。

その上、最近はやりのマウスピース矯正や部分矯正装置、床矯正装置などもあり患者さんの選択肢は広がってきました。

ただ、矯正装置それぞれに理論に基づいた設計により患者さんのお口の状態によっては向き不向きがあります。

例をあげると、マウスピースで治したいとの希望を持って当院にこられる患者さんでもマウスピースだと不完全な治療になったり治療が長引いたりする可能性があります。

残念ながらすべての矯正装置が同じ結果を出すところまでは現在では到達していません。

なのでそれぞれの装置の利欠点を理解していただいた上で装置を選んでいただくことになります。

治療結果をだしつつ、できるだけ患者さんの希望に沿うように考えていくことが大切だと思います。

今回、東京でのセミナーは中目黒に宿泊したのですが、珈琲好きの私としては以前より気になっているスターバックスリザーブロースタリーに朝食を食べにいってきました。

店全体がが焙煎工場になっており、普通のスターバックスとはメニューも異なります。また、コーヒーの入れ方一つとってもサイフォン、ハンドドリップ、フレンチプレスと自由に選ぶことができます。

こんな感じで患者さんがすべての矯正装置を自由に選ぶことができるようになるといいですね。


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