Festina Lente

ゆっくり急いでまいります

今日の1枚

2004年11月15日 | MUSIC&ART
ブルックナー 交響曲第8番ハ短調

カール・シューリヒト指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

僕は、車でCDを聴くことが多くCDチェンジャーのマガジンに6枚くらいまとめて入れているのですが、またもとのジャケットに戻すのが面倒くさくてついつい出しっぱなしにしたままになってしまい惨憺たる状況になってしまっていました。
そこで、トランプの神経衰弱のように、CDとジャケットを1枚ずつ合わせて入れていく作業をいままでずっとやってました。全部で300枚くらいのCDとジャケットをあわせるのはかなり骨が折れました。
ですが、悲しいことに4枚くらいCDが行方不明でジャケットだけ残ってしまいました。
今日紹介するのは、ジャケットだけ残ってしまって、無性に聴きたいやつです。

ブルックナーの8番もいろんな指揮者のいろんなバージョンを持ってますが最初に買ったCDがこれなんです。名演奏が多い中で、ひとむかし前までは、これが定番のCDでした。4つの楽章どれも素晴らしいですが、やはり第四楽章が一番好きです。まるで、ロードオブザリングに出てきたアラゴルンの軍団の進軍を想わせます。なんとなく血沸き胸踊る感じなんです。あまりに曲が長すぎて(シューリヒトの演奏は速めなんですが、それでも第1から第4楽章まで約72分もあります)、「交響的うわばみ」と評されることもあるこのブルックナーですが、彼の音楽は、「聴く」というよりも「彼の世界にどっぷり浸る」のがいいんですね。72分もかけて聴いたあと、またはじめから聴きたくなってしまう、そんな感じの曲です。
早くこのCD、見つかって欲しい・・・。
ブルックナー:交響曲第8番
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ブルックナー, シューリヒト(カール)
東芝EMI

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コメント (1)
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