Festina Lente

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今日の1枚

2004年11月24日 | MUSIC&ART
ブラームス ピアノ協奏曲第2番

ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
カール・ベーム指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

ブラームスのピアノコンチェルトの2番をご紹介します。
ホルンのソロとピアノのユニゾンではじまるとってもゆったりとした曲です。
だいたいブラームスの曲は大げさなのが多いですが、これはわりとおとなしめです。
この曲の特徴としては、通常協奏曲は、交響曲の4つの楽章からスケルツォを除いた3つの楽章で成り立っているのですが、これは、4つの楽章から成り立っているのです。そのため、作品に重みが出ているといわれています。
また、チェロコンチェルトかな?と思わせるような部分が3楽章冒頭からはじまり、チェロが素晴らしく歌っています。ブラームスにはチェロコンチェルトはないんですが、もしあったらよかったのにと思わせるできばえです。

ピアノを弾いているバックハウスは、50年代、60年代を代表する世界的なピアニストの一人です。やはり、彼の演奏は、もの凄い完成度の高さ、タッチの正確さはもとより、音の表情がまるでピアノが感情を持っているように聴こえるところが素晴らしい。これにカール・ベームの指揮するウィーンフィルが絶妙な音のバランスで共演しています。僕は、このアルバムは不朽の名作だと思っています。
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
バックハウス(ウィルヘルム), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ブラベック(エマヌエル), ブラームス, ベーム(カール)
ユニバーサルクラシック

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コメント (1)
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