FLOW MY TEARS
JEAN LOUP CHARVET(haute contre)
LES PASSIONS DE L'AME
今日のはちょっと変わっていて、中世の歌謡曲です。
エリザベス朝時代のイングランドにジョン=ダウランド(1563~1626)という吟遊詩人みたいな作曲家がおりまして、数々の名曲を流行させて現在まで世に残しております。その中でも特に有名な曲がこのフローマイティアーズ、「流れよ 我が涙」です。歌われている内容は次の通りです。
流れよ 我が涙、泉より滝となりて!
永久に追放され我は嘆きに浸らん
夜の黒き鳥が悲しき辱めを歌い
その闇の中 我独り打ちしおれて生きん
こよなき幸せの極みより我が運命は転落したり
恐れと嘆きと痛みが蔑みのうちに
消え去りし望みに変わりて
我が望みうる全て
聴け暗闇に住まう影よ
光を忌み嫌うべし
幸いなるかな 地獄に落ち
この世の蔑みをもはや感じ得ぬ者よ (以上 拙訳)
これを歌っているジャンルーシャルベットさんは、カウンターテナーで有名な人です。
米良さんみたいな感じの声で、聴きなれると結構気持ちいいです。
JEAN LOUP CHARVET(haute contre)
LES PASSIONS DE L'AME
今日のはちょっと変わっていて、中世の歌謡曲です。
エリザベス朝時代のイングランドにジョン=ダウランド(1563~1626)という吟遊詩人みたいな作曲家がおりまして、数々の名曲を流行させて現在まで世に残しております。その中でも特に有名な曲がこのフローマイティアーズ、「流れよ 我が涙」です。歌われている内容は次の通りです。
流れよ 我が涙、泉より滝となりて!
永久に追放され我は嘆きに浸らん
夜の黒き鳥が悲しき辱めを歌い
その闇の中 我独り打ちしおれて生きん
こよなき幸せの極みより我が運命は転落したり
恐れと嘆きと痛みが蔑みのうちに
消え去りし望みに変わりて
我が望みうる全て
聴け暗闇に住まう影よ
光を忌み嫌うべし
幸いなるかな 地獄に落ち
この世の蔑みをもはや感じ得ぬ者よ (以上 拙訳)
これを歌っているジャンルーシャルベットさんは、カウンターテナーで有名な人です。
米良さんみたいな感じの声で、聴きなれると結構気持ちいいです。