Festina Lente

ゆっくり急いでまいります

今日の1枚

2004年11月30日 | MUSIC&ART
チャイコフスキー交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」

テミルカーノフ指揮
サンクトペテルブルグフィルハーモニー交響楽団

冬は、まずチャイコフスキーなんかいかがですか。
チャイコフスキーは夏に聴いたら暑苦しい。冬がやっぱり一番ピッタリくる。
チャイコフスキーの交響曲は全部で6曲あって、彼はこれ書いてすぐ自殺しちゃったから、この悲愴が最後になっちゃったんですね。悲愴の第4楽章を聴いてもらうとわかるんですが、かれは自殺の決意を固めて、悲愴を遺書代わりにしたんだなあ。第4楽章の最後に魂が天に昇っていくところとしか思えないような部分があります。チャイコフスキーは、リズムはわりとワンパターンなんだけど、胸を締め付けられるように美しいメロディーが特徴ですね。第2楽章の主旋律などはとくに素晴らしい。

テミルカーノフ指揮のサンクトペテルブルグオケ、昔聴きに行ったけど、本場ものはやはりいいですね。ライブとは思えないほどの完成度の高さと、弦楽器の馬力の凄さに唖然としました。みんないすから転げ落ちんばかりに上体をゆすって、ノリノリで演奏していて面白かったです。

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」&ポロネーズ
サンクトペテルグ(レニングラード)・フィルハーモニー管弦楽団, チャイコフスキー, テミルカーノフ(ユーリ)
BMGファンハウス

このアイテムの詳細を見る
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする