阿蘇五岳の中でも異彩を放つ山、根子岳。
かつては猫岳と書き、猫の王が住むとされた山。
九州中の猫が修行をしに集まったと言います。
そして迷い込んだ人間を小間使い用の猫に換えてしまうという恐ろしい伝説が残っています。
その異様な姿故、そんな伝説も生まれたのでしょう。
人外が住む雰囲気を持った山なのです。
そんな根子岳ですが登山の対象としては優れた山です。
噴火と震災でしばらく登れなかったのですが、やっと大戸尾根のみ規制解除されたようなので久々に行ってきました。
あいにくの天気の中、大戸尾根登山口を出発。
ガスって展望無し。
不気味さと神秘性が高まります。
ミヤマキリシマが結構咲いていました。
急登を登り切って東峰に登頂。
しかし相変わらず視界ゼロ。
待てば必ず天狗峰が見れると信じてカップラーメンすすりながら耐えること約1時間。
待った甲斐あって天狗峰が姿を見せてくれました。
見下ろすと新緑の谷が大迫力。
大満足で下山。
途中の絶景ポイントからも見えました。
やはり地震の影響で天狗峰の形が少し変わっています。
またいつか、縦走できるようになるとよいですね。
高岳も早く登れますように。