井原・雷山の縦走後に温泉に立ち寄った時のことです。
温泉の入り口に畳のベンチがあるのですが、そこに黒猫が寝そべっています。
何人かの人々が遠巻きに見ています。
どうやら死んでいるのではないかと思っているようで、ひそひそと話しています。
確かに死骸みたいな猫ではあるが…
ギャラリーの1人であるオバ様がワタクシに「生きてるんですかね?」と聞いてきました。(なぜ俺に聞く?)
生きてるでしょう…と思いつつも若干不安になり、そおっと頬っぺたを掻いてあげると…
手の指をぱあっと拡げて、気持ちよさそうに少し伸びをしました。
「生きてる、生きてる。」
まさに死んだように眠っていたようです。
温泉でゆっくりして出てくると
普通に動いてました。
長生きしてください。