パンクと釣り

オールドタックルでのバスを中心にした釣行記
ハードコアパンクバンドNERDとCARCASS GRINDERの活動

井原山とオオキツネノカミソリ

2021年08月02日 | 

山をやっているとよく耳にするのが、その山である時期にだけ見られる花の話。

花には疎いワタクシでも、山の風物詩となれば興味があります。

ミヤマキリシマをはじめ、アケボノツツジ、ツクシシャクナゲ、オオヤマレンゲ、また日本アルプスや八ヶ岳ではコマクサなどの高山植物との出会いがありました。

しかしまだ出会っていない有名な花があります。

オオキツネノカミソリです。

九州随一の群生地を持つ井原山が近くにあるのですから、今年こそはと行ってきました。

7月中旬のことです。

 

野河内渓谷の駐車場につくとすでに満車。

路肩に何とかとめてスタートしました。

水無駐車場の手前まで来るとファーストキツネが出迎えてくれました。

人生初のオオキツネノカミソリ

控えめな淡い色が好感を持てる花ですね。

水無登山口からはだんだんと増えていきます。

木陰にひっそりと、しかしたくさん咲いている様が神秘的。

このコースは沢沿いを歩くので、ちょっと涼しいのも助かります。

この日は曇り時々雨の予報ですがハズレ!お天気です。

森もあいかわらず見事。

オオキツネノカミソリの群生地は思っていたのより遥かに広く、ずっと花に囲まれた登山道を歩けます。

そして魅惑のキツネゾーンが終わると沢沿いの涼しくなだらかな登山道も終わり。

灼熱の森の中を激登りする登山道へと変わります。

暑!キツ!

しかし激坂の樹林を抜け山頂に着くと

そこには夏が待っていました。

ここまでよく見える日はなかなかありません。

雲仙まではっきりと見えます。

空と雲が夏ですね。

山頂では多くの人がゆっくりと楽しんでいました。

名残惜しいですが、山頂をあとにします。

ヒグラシの声を聴きながら激坂を下ると

当然またキツネの道が出迎えてくれます。

 

この日は普段では考えられないほどの人出でした。

皆さんこの季節を待ちわびていたのでしょう。

確かにそれだけの魅力がありました。

来年も来よう。

また1つ夏山の楽しみが増えたことを嬉しく思います。

 

 

コメント
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