役者としても評価が高い板尾創路の初監督作。何度も何度も脱獄を繰り返す、鈴木という男を演じ、主演を兼ねている。ここ数年、多くの芸人、俳優が映画監督に挑戦しているが、作品としてとてもおもしろいかというと、そうではないものが多い。
鈴木が超人的な身体能力を使って看守の目を逃れる場面や、バラエティー番組で名の知れている芸人が登場すると、正直、すーっと冷めてしまう感はあった。しかし、名バイプレーヤー国村隼の抑えた演技と声のトーンは、この映画のオアシスというか落ち着きどころだったような気がする。
タイトルに「板尾創路の」と名前を入れているが、国村の印象の方が強いな、と思いながら見ていた。しかし、よりどころは国村かと思ったら、大間違いだった。最後の強烈なオチは板尾ならではのもの。名前をタイトルに入れたのは、板尾の自負もあれば、このラストですべてをもっていくという、確信があったのでは、と感じた。
ちなみに板尾は、主人公ながら、せりふはまったくない。途中で歌う場面が出てくるが、あとはうめき声くらい。彼は演じるということが本当に好きなのだという。以前、短編監督をした時は、役者として出演できず、欲求不満になったくらいだ。今回も主演できるなら、という条件を付けての監督進出だ。せりふのない表情だけの演技に挑んだことも、自信の表れかももしれない。【小林千穂】
(日刊スポーツより引用)
吉本から借りたDVDで観たが最後のどんでん返しがシュールで面白かった。
「連続ドラマ小説 木下部長とボク」http://www.ytv.co.jp/kinoboku/story_02/index.htmlも観てね。1/21(木)のゲストは松本人志(友情出演)さんhttp://www.ytv.co.jp/kinoboku/cast/index.htmlだよ。板尾さんとの二人の芝居を撮影現場で観ていたが、本番中にも関わらず思わず笑いそうになった。
鈴木が超人的な身体能力を使って看守の目を逃れる場面や、バラエティー番組で名の知れている芸人が登場すると、正直、すーっと冷めてしまう感はあった。しかし、名バイプレーヤー国村隼の抑えた演技と声のトーンは、この映画のオアシスというか落ち着きどころだったような気がする。
タイトルに「板尾創路の」と名前を入れているが、国村の印象の方が強いな、と思いながら見ていた。しかし、よりどころは国村かと思ったら、大間違いだった。最後の強烈なオチは板尾ならではのもの。名前をタイトルに入れたのは、板尾の自負もあれば、このラストですべてをもっていくという、確信があったのでは、と感じた。
ちなみに板尾は、主人公ながら、せりふはまったくない。途中で歌う場面が出てくるが、あとはうめき声くらい。彼は演じるということが本当に好きなのだという。以前、短編監督をした時は、役者として出演できず、欲求不満になったくらいだ。今回も主演できるなら、という条件を付けての監督進出だ。せりふのない表情だけの演技に挑んだことも、自信の表れかももしれない。【小林千穂】
(日刊スポーツより引用)
吉本から借りたDVDで観たが最後のどんでん返しがシュールで面白かった。
「連続ドラマ小説 木下部長とボク」http://www.ytv.co.jp/kinoboku/story_02/index.htmlも観てね。1/21(木)のゲストは松本人志(友情出演)さんhttp://www.ytv.co.jp/kinoboku/cast/index.htmlだよ。板尾さんとの二人の芝居を撮影現場で観ていたが、本番中にも関わらず思わず笑いそうになった。