イタリアのホラー映画。東宝東和の配給で公開された。この映画、音響が特別。「サーカム・サウンド・システム」と言って、劇場内のスピーカーに観音開きの蓋が付いていて、各スピーカー毎に不規則に開閉する。すると、「悲鳴」とかがいろんな場所から聞こえて、観客を恐怖に陥れるのだ。
この映画の公開当時、「CD4」(シーディーフォー)というステレオが売り出され、それ用のレコードもあった。僕は神戸・御影の金持ちの子の家で「CD4」を体験した。
レコードプレイヤーの左右と聴いている人の「左後ろ」「右後ろ」にスピーカーがあり、立体的なサウンドが聴けた。
彼は、「創元推理文庫」をすべて持っており、その事が羨ましかった。
話が若干それてしまったが、「サーカムサウンドシステム」は、「デアボリカ」の後、「サスペリア」でも使われた。