旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

外湯と鮎岩塩焼と北光政宗と 野沢グランドホテル@信州・野沢温泉

2024-08-17 | そうだ温泉にいこう!

野沢温泉のシンボルは大湯、温泉街の中心に、江戸時代の趣ある湯屋建築の美しい姿を見せている。
カランコロンと下駄を鳴らして13ある外湯を巡るのが、この北信濃の温泉地の大きな魅力だ。

ガラガラと引き戸を開ける。奇跡的に誰も居ない。タイミングかな。
湯気が高い天井までゆらゆらと上がっていく様子は、見ていて案外癒しになるなぁ。

湯船は二つ、ぬる湯とあつ湯があるけれど、そもそも50℃を超えているから、何がぬる湯?
真鍮の蛇口を全開にして加水、恐る恐る浸かる。身動きがとれない。

10秒も使っただろうか、堪らずに湯船から逃げ出す。全身は真っ赤なのだ。
っと、戸を引く音がしたので、慌てて蛇口を閉める。地元のお父さんに叱られるからね。

温泉街を見下ろす高台で、真湯と麻釜、2つの源泉をかけ流している野沢グランドホテルに投宿。
久しぶりにふるさと信州を訪ねて、北信濃のお湯と地酒と「おごっつぉ」を楽しみたい。

木耳辛子和え、菊花なます、高原花豆の甘煮、紅鱒イクラ、わらび甘酢漬と八寸を並べて生ビール。
クリーミーな泡を口ひげにして、キンキンに冷えたやつを呷る。風呂上がりには堪らない。

信州サーモンとするめいかの向付、高野豆腐と夏野菜の冷し鉢が追っかけてきて、膳が華やぐ。
甥っ子を含めて20代の男が4人、酒が飲める年ごろになって頼もしい。今回はちょっと賑やかな宴だ。

平皿に鮎が泳いだら、城下町飯山の酒 “水尾” を開けて、年長の義弟と差しつ差されつ。
「金紋錦」を醸した “小吟” は華やかな香りの純米吟醸、コクの深い味わいがいい。

野沢菜の “おやき” を味わっているうちに、信州牛にいい感じで焼き色が付いてきた。
地酒は戸狩の “北光政宗” に代わる。“雪明かり” は「ひとごこち」を醸したやわらかい口当たりの純米吟醸。
あっ、酒の順番は逆の方が良かったかなぁ。いやご馳走さまでした。

今宵、奥信濃の酒肴を堪能した湯宿、あとは早暁、露天風呂を独り占めしたいものだ。

<40年前に街で流れたJ-POP>
そして、僕は途方に暮れる / 大沢誉志幸 1984


秋山郷・切明温泉 「雪明かり」にて

2023-09-06 | そうだ温泉にいこう!

鳥甲山(2,037m)の荒々しく険しい岩壁は、人を寄せ付けないかの様な荘厳さに満ちている。
ちょうど中津川が深く削った渓谷、秘境「秋山郷」を挟んで苗場山と向かい合うような位置になる。

平家落人の伝承やマタギ文化など、昔ながらの生活様式が色濃く残る秘境地域。
その秋山郷の最奥地に湧く「切明温泉」で週末を過ごそうと車を飛ばしてきた。

ほんのりと硫黄が匂う50度を超える源泉は、ほどよく外気に触れて、
それでも40度を超える熱い湯が、滔々と石造りの湯槽を溢れさせている。
熱さに慣れてきたら、石の縁に頭を載せて首まで浸かってみる。至福だ。

火照った身体を冷ますように、夕餉は冷たい “黒ラベル” ではじめる。
“岩魚” は刺身と塩焼きが贅沢にならぶ。冷水でしまった刺身が美味い。塩焼きは頭からかぶり付く。
小鉢は “クレソンの” と “かぼちゃ” が脇を固めて、絶品の箸休めだ。

岩魚に舌鼓を打つうちに、手打ちの “蕎麦” が運ばれてきた。不揃いな田舎そばがほんのり香る。
“猪鍋” に火がはいる。“天然なめこ” やらたっぷりの山菜が入って、煮えるのが待ち遠しい。

手元はすでに “芋焼酎ロック” に代わっている。
天ぷらは揚げたてを一品一品、オーナー夫妻がかわるがわる皿にのせてくれる。
“岩魚” に、えっとそれから馴染みのない山菜の名は覚え切れない。それほど採れたての地物に拘っている。

ご飯は “おこわ” に “天然舞茸” のお吸い物で〆る。
デザートは “甘酒のアイスクリーム” 、これがまたサッパリと、お膳の余韻を消すことなく、美味しいのだ。

食後は暖炉(もちろん火は無い)の傍で “芋焼酎ロック” を傾けながら、奥さんの弟氏のピアノに耳を傾ける。
Raindrops Keep Fallin' On My Head、The Long And Winding Road、リクエストに即興してくれた。

誰よりも早起きして露天風呂を独占する。中津川のせせらぎを聴きながら、いつまでも浸かっていたい。
そう深夜にもこの湯に浸かった。大自然の漆黒の闇の中、見上げる中天の天の川が美しかった。

7月にZで走った天空の湖・野反湖から流れ落ちるのがこの中津川だ。
河原をスコップで掘ると温泉が湧き出る。冷たい水を引き込んで調整、野趣溢れる露天風呂が楽しい。

テレビもエアコンもない秘境の湯宿。
大自然と掛け流しの湯とオーナー夫妻+弟氏のホスピタリーに癒された週末が愉し過ぎる。
季節をかえて訪ねたい温泉がまた一つ増えたのが嬉しいね。

<40年前に街で流れたJ-POP>
Go Away / 中原めいこ 1982 


信州・上林温泉「仙壽閣」にて

2020-08-15 | そうだ温泉にいこう!

 和風建築にアールヌーボー調を取り入れた「仙壽閣」は湯田中渋温泉郷の中でも
最奥部(志賀高原への玄関口)の上林温泉にある老舗和風ホテル。

 

 豊富な湯量は大浴場の壁面から滝のように流れ落ち、川のように洗い場をかけ流す。
山懐にいだかれた森の中の露天風呂では、巨岩から源泉がしぶきを上げている。
早めのチェックインで、この贅沢な湧きたての源泉を独占する至福にあずかるのだ。

 

 今宵は飯山の酒 "水尾"、辛口に仕上げた純米酒 "一味" はきっと和食に合う。
先付の皿は、杏子、ズッキーニ、ニガ瓜、玉蜀黍らが賑やかし、
ジャガ芋と河豚にモロヘイヤと山椒をのせた小鉢が美味しい。冷えた純米酒が進む。
素麺には夕顔と鱧、それにジュレをかけ、花穂紫蘇を散らして上品に味わう。

お造りには信州サーモンも仲間にはいって彩りを添える。
箸休めのくるみ餅、大根おろしに七味を振って、意外にも旨いアテになる。

"縁㐂" を醸す玉村本店はこの温泉郷、沓野温泉の小さな蔵、まさに地酒と云える。
日本酒度+8、キレ味が冴える純米酒は、信州牛すき焼きを抓みながら愉しんだ。

 翌朝も澄んだ夏空がひろがり、北信濃の山々の濃緑が爽やかに染みる。
戦前から文人墨客が訪れた宿らしく、ロビーや談話室、館内には書画が飾られている。
もう少しゆっくりしたかった、いや、何日か滞在して静かな佇まいに浸るスタイルが、
このホテル本来の愉しみ方かも知れない。お世話になりました。また伺います。

トゥナイト / 鈴木雅之 1980


信州・別所温泉「かしわや本店」にて

2020-03-10 | そうだ温泉にいこう!

 柔らかな朝のひかりに包まれて、総檜の吹き抜けの風呂に浸かる。
優しいひのきの香りを独占して至福。早起きはするものだ。心までときほぐされていく。

かしわや本店は、北向観音のとなりに100余年、文人墨客に愛された和の風情の宿。
実際、あらゆる面に行き届いたもてなしは満足度が高く、定宿にしたい湯宿でした。

 食事処「旬季亭」に案内いただく。
先ずは利き酒スタンドで塩田の地酒「月吉野」の純米酒、本醸造、原酒を飲み比べ。
楽しい趣向だね。本醸造 "かくし酒" をいただこう。
先付は季節柄お雛様。お内裏様は "信州和牛ロース"、お雛様に "ホタテ酒盗" が。

造里は "海と川の幸" だって、信州サーモン、岩魚、真鯛が盛られてなるほどね。
一緒に小鉢は "鮎白玉饅頭"、吸い物は "えごま豆腐白味噌仕立て" が供された。
煮物は "筍、鰊、海老、ふき"、なかなか上品な酒肴だ。焼物は "銀ダラ西京焼き" だ。 

蒸し物に "鰻蕪蒸し"、揚げ物に "白魚と芹かき揚" が運ばれて、二本目の酒を択ぶ。
丸子の "明峰㐂久盛" は、淡麗でバナナのような香りの純米酒、コクのある料理に合う。
台の物は "信州和牛朴葉みそ焼"、ジューシーな霜降りをリンゴ味噌に絡めて美味しい。
まったりした口を "龍飛昆布巻" で中和したら、まだまだ吞めそうだ。

お食事は "蛤吸" に "雛寿司"、デザートは "三段菱ムース" って、最後もお雛様にこだわる。
春の到来を感じる信州のご馳走と地酒を堪能して満足の宴。

 日の出の刻に響く北向観音の鐘で起床する。なんたって「観音様となりの宿」だから。
お蔭で総檜吹き抜けの風呂を独占って贅沢をさせていただく。
さて、北向観音堂は名前の通り北を向いてる。善光寺のご本尊と向き合ってるってこと。
現世利益にご利益がある千手観音菩薩(北向観音)を詣でた後、来世にご利益がある
阿弥陀如来(善光寺)を詣でる。これを「両詣り」と云って古来両尊参詣が良いとされる。
当然、この後帰省がてら善光寺を訪ねるのだ。

道化師のソネット / さだまさし 1980
      


信州・蓼科「親湯温泉」にて

2019-05-09 | そうだ温泉にいこう!

 武田信玄の隠し湯「蓼科親湯温泉」を訪れる。
弱酸性のさらりとした泉質は、美人の湯と云われる。確かにしっとりと心地が良い。
渓流の音、芽吹きの香り、薪の匂い、自然美を愛でながらの露天風呂は至福の時。  

 

"みすずかる" は信濃の枕詞。宴どころの名称に戴いている。
食事のコンセプトは、和フレンチをベースにした「蓼科 山キュイジーヌ」だ。
"お口はじめ" は、カナガシラ、甘エビ、合鴨、ローストビーフ、生ハムが並ぶ。
先ずは "マスターズドリーム" を一杯。  

 

前菜は "桜海老と4種の山菜グラタン" が美味い。
"ポワローとアボガドのポタージュ" を挟んで、魚料理は "間八のポアレ"。トマトソースが合う。
諏訪の酒か、桔梗ヶ原のワインか、楽しく迷って "塩尻マスカットベーリーA" を択ぶ。
渋み控えめ、微かに冷やしていただく。トマトソースによく合う。 

 

肉料理は "蓼科牛のソテー"、半分はシャリアビンソース、もう半分はきざみわさびで味わう。
断然、きざみわさびが美味い。ご飯物は "スープカレー" って創作極まれり。
春の香り豊かな "デザート五種盛り" でグラスに残ったマスカットベーリーAを愉しむ。
ゆったりと二度目の湯浴みで寛いだら、Lounge & Bar で、シングルモルトでもいかが。 

いとしのエリー / サザンオールスターズ 1979


会津・東山温泉「原瀧」にて

2017-12-25 | そうだ温泉にいこう!

 信楽焼の湯舟に浸かる。ライトアップされた雪景色を眺めながら。 

 

ラウンジで湯上りのビールを呷る。今宵は呑むよ、こんな格好になるくらい。 

 

まずは先付を肴に "名倉山" を人肌燗でいただく。もちろん会津若松の酒だ。

 

ダイニング「瀧川」はハーフバイキング。会津の地酒に合う酒肴を小鉢に盛って愉しい。 
鰊切り込み、里芋煮付、どぜう唐揚、海老酒盗、どれも美味い。"鰊の山椒漬け" が絶品だ。

 

「お手前料理」は、先付にお造り、それに "福島牛のしゃぶしゃぶ" だ。
やはり旨い冷酒も飲みたい。っと"末廣 山廃純米" をいただく。

 

朝は早起きして源泉かけ流しの露天風呂を独占する。 
豊かに流れる滝を眺め、水落ちる音を聴いて湯に浸かる。至福のひと時なのだ。 

 

朝食にも会津の郷土料理が小鉢に盛り込まれる。これだけで一杯やれそうだな。
プレX'masイヴにどこまでも和テイストな週末を過ごす。原瀧さん、お世話になりました。 

 

冬の稲妻 / アリス 1977


信州・美ヶ原温泉「翔峰」にて

2017-08-15 | そうだ温泉にいこう!

 空にのびる絶景ロード "ビーナスライン" を往く。
旅の終わりは標高2,000mの雲上の高原台地「美ヶ原高原」だ。
霧の立つ日はその鐘が道しるべとなる「美しの塔」は美ヶ原のシンボルになっている。
周辺にはノアザミとハクサンフウロの薄紫が彩りを添えている。

美ヶ原からは、西には穂高連峰、北は妙高山に浅間山、東は八ヶ岳に富士山、
南に中央アルプス...と360度の大絶景が見渡せるはずなのだが、
まさに霧の立つ今日はのんびりと草を食む牧牛しか見えない。 

 

 日本書紀に記される束間の湯(つかまのゆ)=筑摩の湯。
浅間温泉か美ヶ原温泉か両説あるのだが、今回は松本市里山辺、美ヶ原温泉に投宿する。
ちなみにこの旅館の大浴場の名称は「束間の湯」である。
広い庭園の中の露天風呂、深緑を眺めながら浸かる、至福のひとときだ。

 

 オープンキッチンの食事処 "旬菜ダイニング信州"、乾杯はDRAFT BEER 穂高地ビール。
前菜は、鱧じゅんさい、もろこし豆腐、五平餅など彩豊かに並ぶ。活魚は信州サーモンだ。 

 
 

安曇野産の岩魚塩焼きにかぶりつく。
ふくらみのある香りの "純米吟醸生酒 鏡花水月" は、ここ里山辺の酒だ。
つづく焼物は信州和牛ステーキ、揚物は高原野菜天婦羅、
冷静茶碗蒸しは信州らしく鰻と山芋で作っている。いずれも純米吟醸が良く合う。 

 
 

ほろ酔いでティーラウンジのJAZZ生演奏会。
スパークリングワインを片手にJAZZに身をゆだねる快感。
松本の街灯りを見下ろして里山辺の夜は更けてゆく。 

 

あずさ2号 / 狩人 1977


青森「奥入瀬渓流ホテル」にて

2017-07-24 | そうだ温泉にいこう!

 優雅に激しく流れる渓流を眺望するラウンジに大暖炉がある。岡本太郎氏の作品だ。
6月下旬まで火が入っていたと云うから、なるほど涼しい訳ですね。
きょうは "せせらぎ" を聞きながら、奥入瀬渓流ホテルで束の間の休息なのです。 

 

夕食は「青森りんごキッチン」で、先ずは奥入瀬ビールのヴァイツェンで乾杯。
青森りんごの魅力をまるごと味わう個性的なビュッフェレストランってコンセプトだ。
苦笑させられたのは、まだ入社間もないと思しき若いボーイさん。
焼きたてだから、炊きたてだからと甲斐甲斐しいテーブルサービスをしてくれて、
乾杯前から "ステーキ"、"ホタテ焼き"、"鯛ごはん" とメイン系が並んだテーブルなのです。

 

地酒は八戸酒造の "陸奥男山 超辛純米"、港町の漁師たちに飲み継がれてきた辛口酒だ。
ビュッフェの料理を小鉢に見立てて抓む。其々が旨い酒肴なのだ。

 奥入瀬渓流を望む露天風呂、早朝ベットを抜けだして大自然に囲まれた空間を独り占め。
初夏の深緑を眺め、渓流のせせらぎや鳥のさえずりを聞きながら、湧き出る湯に浸かる。
至福のひとときです。

 

朝食もビュッフェですが、地の素材を使って一品一品丁寧に作られていますね。
これで一杯やれそうです。昆布とホタテの朝ラーメンも愉しい趣向ですね。 

 チェックアウト後は奥入瀬渓流を散策、深緑の森と清流の美しさに癒されます。
レンタカー回送係りを請け負った私なのでポイントだけをご紹介。
"阿修羅の流れ" は渓流随一のビュースポット、岩をも砕くような激しい急流です。
ハイライトは奥入瀬渓流本流にある唯一の "銚子大滝"。
落差7m、幅20m、圧倒的な水量と水音は迫力満点、清涼な水しぶきが心地良いのです。
皆このネイチャーウォークを満喫です。で、私の愉しみは新幹線に乗ってからなのです。

Just The Way You Are / Billy Joel 1977


奥鬼怒温泉「加仁湯」にて

2016-07-03 | そうだ温泉にいこう!

 日光国立公園の奥鬼怒源流地帯。
人里を遠く離れ、豊かな温泉と自然が静寂に包まれた秘湯「加仁湯」を訪ねた。
どれ位人里を離れるかと云うと、まずは市営バスで女夫渕(めおとぶち)まで、1時間40分。

 

所要時間が長いので、途中の「栗山ふる里物産センター」でトイレ休憩。
物産センターの店先では鴨の串焼きが香ばしい香りをたてている。

五十里ダム、川治ダムは、報道のとおり貯水率はかなり厳しい状況。川俣ダムもこの通り。

 

一般車が入れるのは女夫渕温泉駐車場まで。
この先の奥鬼怒スーパー林道は一般車進入禁止なので宿のマイクロが迎えに来る。

      

県境を越えて尾瀬の大清水小屋に至るスーパー林道の未舗装道路をガタゴト走ること30分。
ようやく到着した「加仁湯」は、囲炉裏から薪が燃える匂いがなんとも云えない。

 5本の源泉を持つ加仁湯は、男女別の内湯、3つの露天風呂、貸切露天風呂がある。
早朝の露天風呂、小雨が初夏の濃い緑を一層鮮やかにする。
熱く白濁した湯に浸かり、渓流のせせらぎ、鳥の声、揺れる木々の音に包まれて至福です。

 さてお膳はと云うと、地元で採れた山菜や川魚がメインになる。
別注文で、鹿や熊の刺身、ステーキ、サンショウウオの天ぷら等特別料理が楽しめる。
まずは岩魚の塩焼きで一杯、冷酒は市貝町の惣誉酒造、吟醸仕込生貯蔵酒をいただく。

鱒の刺身に湯葉刺し、蕗、わらび、竹の子等山菜のお浸しに天ぷら。
酒の肴には申し分ない一品一品だけど、子どもにはどうかなと思いきや完食。
おとこ同士、自然に包まれて、注いでもらって語らって、愉しい一夜なのだ。