旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

単車でGO! 戸隠高原を奥社へ

2011-10-29 | にいがた単身赴任始末記

 本日も快晴。信州は戸隠高原を単車で走ってきた。
一般的には、長野市から飯綱山麓を経てバードラインを走るアプローチになる。
上越市方面からだと、野尻湖から鳥居川沿いに駆け上がることになる。
戸隠連峰のビューポイントはたくさんあるけれど、鏡池からの戸隠山(1,904m)がお奨め。
今日も紅葉の山塊をきれいに水面に映していた。

戸隠神社(奥社)は、天照大神が隠れた天の岩戸を開けたと言われる天手力雄命を祀る。
伝説では、その時に投げ捨てられた岩戸が戸隠山になったと云うわけだ。
奥社への参道を約2km、萱葦屋根の隋神門をくぐると杉並木が続き、勾配はきつくなる。
最後に石段状の坂道を登りきると、断崖の真下に建てられた奥社。
40分近く林の中を歩いてくると、さすがに清々しい気持ちでお参りができるね。 

戸隠は言わずと知れた “そばの郷”。宝光社の「いろりの蕎麦処・築山」を訪ねた。
伝統工芸の根曲がり竹を編んだざるに “ぼっち盛り(馬蹄形)” するのが戸隠流。 
囲炉裏をかこむテーブルで美味しいそばを楽しんだ。
築山さんでは鉄釜で炊いた “蕎麦米ごはん” を振舞ってくれる。こちらも旨かった。
でも “新そば” はやはり11月から。また出掛けようか。単車じゃ寒いな。


EF64に牽かれた旧型客車で

2011-10-22 | にいがた単身赴任始末記

「快速・信越線紀行号」に乗車した。マルーンに化粧されたEF64型機が牽引する3両編成の旧型客車だ。
長野盆地のりんご畑、信越国境の黒姫山・妙高山の裾野、稲刈りを終えた高田平野を走り抜ける。
重厚なドラフト音を響かせて走り抜ける姿を見ようと、沿線ではファンがカメラの砲列を並べていた。
ひょっとしたら乗車するよりも、紅葉を背景に走る姿を見る方が素敵かもしれない。

幼い頃、親の故郷に帰省する際に乗ったのは、こんな列車だった気がする。
おにぎりや冷凍みかんをほおばりながら “うきうきした” 記憶を辿りながら、2時間ほどのファンタジックな旅だ。 


中山道紀行10 新町宿~倉賀野宿~高崎宿

2011-10-15 | 中山道紀行

「新町宿」 13:10
 行程第10日目からは上州路。出発点新町宿には旧い遺構はほとんど残っていない。
宿並の中心部には、教育委員会の「新町宿小林本陣跡」の杭だけが淋しく打たれている。

中山道は関越自動車道を潜るとしばらく烏川堤のサイクリングロードを歩く。
途中の河畔に伊勢神宮の小さな祠を見つけた。

「追分」 14:20
 柳瀬橋で烏川を渡し右岸を進み、高崎線をオーバーパスして工場地帯を抜け倉賀野へ。
倉賀野は中山道と日光例幣使街道の分岐点、追分には立派な道標と常夜灯が立っている。
「例幣使街道」ゆえ、上方から来て江戸方面と日光方面へ分岐する構造になっている。

「倉賀野宿」 14:40
 倉賀野は利根川水系烏川最上流の河岸を合わせた宿場であり、荷の集積で栄えた。
上州・信州の産物(煙草・屋根板・砥石など)が江戸に送られ、行徳から塩や干魚など
を積込んで戻って来たと云う。

旧道には本陣跡、脇本陣跡の碑が立ち、須賀脇本陣前には高札場を復元している。

「高崎宿」 15:50
 中山道は、R17、上越新幹線と現代の街道とクロスすると榎並木となり高崎市街に入る。
高崎は徳川の重臣井伊家の城下町であり、本陣や脇本陣は置かれなかった。
あら町諏訪神社は文化10年(1813年)頃のもの、高崎宿は何度か大火に遭っているからだ。
入母屋造りの屋根は千鳥破風をつけた瓦ぶき、軒下に鳥居を造りつけているのが珍しい。

旧道沿いに遺構もないので、高崎城址を今日のゴールとした。
高崎城と中山道の間は僅か200m、平時の城とはいえ防衛上大丈夫?と余計な心配をする。
新町宿から烏川を渡って倉賀野宿、高崎城下までは11.8km、約2時間30分ほどの行程。
今秋中に碓氷峠まで到達したいものだ。


小さい秋見つけた 直江津「多七」

2011-10-08 | にいがた単身赴任始末記

近頃の新潟はずいぶん涼しくなって、“越後富士” 妙高山では3日朝、昨年より20日も早い初冠雪となりました。
居酒屋や小料理屋でも秋刀魚など秋の味覚が楽しめるようになりましたね。今日のランチは “栗ごはん”。
港町らしくイクラがのってアクセントが付いています。ほのかに甘い栗ごはんにイクラの塩気が絶妙でした。
直江津駅前の「多七」のランチはコストパフォーマンス抜群。思いがけないところで “小さい秋” 見つけました。


ご当地B級グルメ 赤倉温泉・レッド焼きそば「カレーショップ真奈里」

2011-10-01 | にいがた単身赴任始末記

 赤倉温泉のご当地B級グルメ “レッド焼きそば” のプロモーションが始まった。
地場産米粉入り太麺に地元産の具材を加え、赤いソースをかけて提供している。カレーショップ真奈里の
ひと皿は、トマトとパプリカからとった “赤” が目に鮮やか。太麺は米粉が入って食感はモッチリ。
トッピングは、冷たいトマトときゅうりのマリネとオクラ、熱々の炒めたナス、地産の “夏野菜” がポイントだ。
現在の参加は7店、エスニック風、つけめんタイプ、激辛タイプなど趣向を凝らしている。